千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
膝の痛みは一般的に膝周囲や股関節、足部、さらには骨盤、腰椎の問題で起こる事が多いのですが、
遠く離れた肩甲骨が原因で起こる事もあります。
以前、しゃがみ込むともも裏が痛く、しっかりしゃがみ込めない患者様がいました。
一般的なセオリーのパターンでは膝の痛みが改善しなかったのですが、肩甲骨の動きをつけた所、しゃがみ込める事ができるようになりました。
肩甲骨は胸郭の上を滑るように動いているので、肩甲骨が胸郭の上で動かなくなると、当然胸郭の動きも悪くなるのですが、
この胸郭の動きの制限が膝に大きく影響を与えてしまいます。
そもそもしゃがむという動きは、膝だけではなく、足首、股関節、そして背骨の動きが連動して行われる動作です。
皆さんもしゃがみ込むときによく注意すると、頚椎から仙骨まで、背骨の動きを伴いながらしゃがんでいる事に気付くはずです。
胸郭が硬くなるという事は、胸郭を構成する胸椎の動きが制限されてしまうため、しゃがむ動作で背骨が上手く使えなくなり、結果しゃがむ事が難しくなってしまいます。
このような人は膝だけでなく、肩や腕に痛みを伴う人も多いです。
この方の場合は、肩甲骨の動きをつけた後、ご自身でも肩甲骨を動かす体操を行ってもらい、1週間後に来た時にはしゃがみ込みがスムーズにできるようになっていました。
膝の痛みも様々な理由があります。
当院の施術に興味を持たれた方は、ご連絡頂ければと思います。