千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
今回は前かがみで痛む腰についての話です。
前かがみで腰が痛む時、考えられる事がいくつかあります。
その中でも背骨に関して起こっている現象で多いのは腰椎の屈曲病変です。
屈曲病変というと、骨が曲がっている病気なのかと心配する方もいるかもしれませんが、
わかりやすく言えば、腰椎が前に倒れるように歪んでいる状態の事を言います。
腰椎が前に倒れるとどのような事が起こるかと言えば、
前かがみになる時、本来股関節が曲がり、そして、腰椎をはじめとする背骨が曲がっていく形となるのですが、
腰椎の屈曲病変があると、屈曲病変の腰椎から先行して腰を屈める事となります。
その状態が長く続くとその腰椎の周辺の組織が前かがみの度に過剰に刺激されることとなるので、次第に疲弊して痛みを出していくのです。
このような人をみると、股関節から体を前に倒さず、背骨を無理に丸めるように前かがみをする人が多いです。
特に前かがみの腰椎では第5腰椎が屈曲病変になる割合が臨床上高い気もします。
この場合は腰椎の屈曲病変が良くなれば痛みは軽快するか、改善します。
さらに元に戻る事を防ぐためには、股関節から体を曲げる事をエクササイズなどで学習する必要もあります。
もし、前かがみの腰痛でお悩みのようでしたら是非当院にご相談いただければと思います。