座っているとおしりのあたりが痛くなり、なんとも体の置き場がない方はいらっしゃいませんか?
電車や車での長時間の座位がつらく、中には座って休みたいのに、我慢して立つ方を選ぶ方もいます。
このような方の体にはどのようなことが起こっているのでしょうか?
・あなたは真っすぐ座れていますか?
・体の歪みが股関節の筋肉を緊張させます。
・まとめ
◎あなたは真っすぐ座れていますか?

まず座った状態で、あなたの掌が坐骨の出っ張りに手が当たるようにお尻の下に手を入れてみましょう。

そこから、体をその出っ張りに均等に体重が加わるように座ってみましょう。
それが、あなたの骨盤の正し位置です。大体の方は自分がまっすぐ座れていないことに気が付きます。
デスクワークを行う際も、右左どちらか一方に体重をかけて座ることが多いです。
その姿勢が持続することににより、ゆがんだ姿勢が固定化し、あなたのものになってしまっているのです。

◎体の歪みが股関節の筋肉を緊張させます。

股関節の筋肉とは大腿骨をを動かす筋肉です。
歪んで座ることにより、骨盤と大腿骨の関係性が大きく崩れ、股関節の筋肉が緊張してしまいます。
さらに股関節周辺には坐骨神経や大腿部への神経が走行するのでこれらが筋肉の緊張で圧迫され、おしりや太ももの痛みをなお増幅させていくのです。
また、股関節の筋肉は骨盤につくので、骨盤をより歪ませていきます。
股関節の筋肉の中でも、小殿筋というお尻の横にく筋肉は、体重が乗る側が緊張しやすく、おしりの痛みの原因となりやすいです。
◎まとめ
股関節の筋肉は種類が多く、押したりもんだりでも緩めることは可能ですが、強い痛みを伴ったり、逆に痛みが強くなることもあります。
オステオパシーではこれらの筋肉にやさしくアプローチをし、筋の緊張を改善していきます。
また、その他に骨盤のゆがみを作った問題にアプローチすることは言うまでもありません。
長い目で見れば、このような痛みは坐骨神経痛の原因になることもあるので十分注意が必要になります。