千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
腰痛には手をよく使う人に発生はするものもあります。
その中でも手の母指球が原因で発生する腰痛はその良い例です。
特に右の母指球はデスクワークやラケットのような器具を持つスポーツでは緊張が生まれやすく、多くの腰痛の原因となっている場合があります。
では、なぜ母指球が原因で腰痛が出るのかというと、これは筋膜の繋がりによるものです。
母指球に繋がる腕の深部にある筋膜は、体幹の前面の腰の筋肉(大腰筋)と連結します。
そのため、母指球の緊張が腰痛の原因となるのです。
さらに加えると、母指球は手の使いすぎだけではなく、内臓の不調によっても硬くなりやすいです。
なぜなら、母指球には内臓の反射点があるからです。
特に右の母指球中央は副腎、膵臓の反射点です。
ですから、常に副腎からアドレナリンが出て、交感神経が亢進している人や、糖尿病や血糖値が高めの人は、右の母指球が硬くなりやすくなり、腰痛へと移行するケースがあります。
この場合、副腎、膵臓の調整が腰痛を改善する大きな助けになる事があります。