千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。

 

腰痛や肩や背中の痛みに関して、施術でその場では効果が出ても、すぐ痛みが戻ってしまうという人はいないでしょうか?

 

その場合、いろいろな原因があるのですが、

その1つとして、もしかしたらその方が抱えている内臓疾患が施術の効果を大きく妨げている場合があります。

 

特に、脂肪肝肺の器質的な疾患がある人は経験上、その傾向が強いような気がします。

 

内臓の中でも肝臓は消化器系の要であり、肺は呼吸系の要です。

 

この内どちらかが障害されている場合、

症状は良くなりづらかったり、すぐに戻る事が多く、

中には月4回ペースで来て、6ヶ月目でやっと効果が定着したという人もいます。

ただ、上記のように回数や頻度が多くても施術で効果が出れば良いのですが、

それだけでは、やはり施術の効果が持続しない人もいます。

 

そのような人は自分の生活習慣を変えていかない限り、痛みから解放されない可能性があります。

 

そこで今回は、内臓疾患があり、身体の痛みが改善しない人は何が問題で、何を変えるべきか、一部実際の例を挙げながら紹介します。

内臓疾患がある人が痛みを無くすために何を改善するべきか?

はじめに言っておきますが、内臓疾患がある人でも施術の効果はちゃんと現れる人がほとんどです。

 

そこを踏まえて、それでも痛みや症状が改善しない人はどんな問題があり、何を気をつけるべきなのかを今回はお話していきます。

 

 

①食事、飲料の問題

食事や飲み物の問題は特に脂肪肝がある人にとって重要です。

 

脂肪肝で甘いものが好きだったり、偏食だったり、摂取するカロリーが多かったりする人は、確実に施術の効果が定着しづらい傾向にあります。

 

このような方はまず、食事をコントロールして肝臓に対する負担を減らす事が大事です。

 

実際に患者様の中には医師の指示のもと食事をコントロールした結果、身体の痛みも大幅に改善された人もいます。

 

②カフェイン、お酒の問題

内臓疾患の中でも脂肪肝や肺の疾患のある人程、交感神経が上げやすいコーヒーなどのカフェイン飲料やお酒を多く摂取する人が多いです。

 

カフェインは交感神経を上げ、

お酒は一時的に交感神経を抑制しますが、その後、リバウンドで交感神経を大幅に亢進させる飲み物です。

 

コーヒーやお酒をやめれないという人もいますが、

本当に身体の痛みを治したいのなら、やめる事がベストな選択になります。

 

③体重の問題

内臓疾患があって体重が重い傾向にある人は、症状が確実に治りづらいです。

 

このような方は食事のコントロールと運動を真剣に行う事をお勧めします。

 

実際に内臓疾患のある患者様が、パーソナルトレーナーについてもらい食事制限と運動を行った結果、症状が大幅に改善して戻りづらくなった例もあります。

 

④ストレスの問題

内臓疾患がある人で普段、本人が抱えきれない程の大きなストレスを受けている人も症状がもどりやすい傾向にあります。

 

ストレスは持続的に交感神経を優位にして、内臓の機能に負の影響を与えます。

その結果、内臓疾患の影響がより身体の痛みに現れやすくなり、ストレスが強ければ強い程、より痛みが治りづらくなります。

 

もちろんストレスがある人でも良くなる人の方が圧倒的に多いのですが、一番危ないのは自分が大きなストレスを受けている事に全く気付かない人です。

 

ストレスが問題で症状が戻ってしまう人程、「ストレスはないです」と言う人が多く、ストレスに必死に抗って、言い方を変えればストレスと喧嘩をして生きている人が多いです。

 

このような人程、ストレスに抵抗しようと運動などは一生懸命に頑張るのですが、休んだり、リラックスする事を知らない人が多いです。

例えばこんな例があります。

以前、自律神経系の症状が出ているにも関わらず、全くストレスがないと言う患者様がいました。

 

この方は幸い、当時に通っていた病院に心理内科が併設してあったようで、

そこでの検査の結果、重度のうつ病と診断されました。

そして、休職する事により症状の軽快していきました。

 

以上のように自律神経系を大きく患っている人の中には、自分の弱さを認められない人やストレスに負ける事を悪だと思っている人が結構な割合でいます。

そして、その認めたくないと抗う姿勢自体がさらにストレスとなって自分の体調を蝕み、症状の悪化を招くのです。

 

先程の例のように、自分の状態に気付けた方は良いですが、

そうでない人はより症状が重症化していく傾向に陥りやすいです。

 

◯身体が複数箇所で痛む

◯めまい、ふらつきをはじめとする自律神経系の症状がある

以上に当てはまり、それでも自分にはストレスがないと言う人は、一度自分の状態を省みてみる必要があります。

まとめ

今現在、整体などの手技療法を受けていて自分の症状が良くならないという人は今回の話を参考に、自分の生活習慣を変えてもらうことをお勧めします。

残念ながら私たち徒手療法家がお手伝いできる事にも限界があり、決して万能ではありません。

 

一度、自分の状態を見つめ直す事により、健康で元気な日常を送れる可能性が出てくる事を心に留めて頂ければ幸いだと思います。

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