千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
機能性ディスペプシアの原因の1つとして自律神経が挙げられますが、
特に自律神経の1つ、交感神経は胸の背骨である胸椎から出ているので、胸椎の硬さがそのまま機能性ディスペプシアの症状へと繋がる事があります。
特に頭から首、そして胸の背骨へと順々に体を反らして行った時、反りづらさがあれば、おそらく胸椎に問題があると考えてもらっていいと思います。
ただ、胸椎の硬さが胸椎そのものではなく、筋肉の硬さから影響している場合も多いです。
その1つとして肩甲下筋という筋肉があるのですが、
この筋肉は肩甲骨の前側から上腕骨につく、腋窩(脇の下)の後面にある筋肉です。
この筋肉が硬くなると、肩甲骨の動きが悪くなる事により、肋骨と肩甲骨の滑りに制限が出てきます。
そうすると肋骨も影響を受けて動きが硬くなるのですが、
肋骨は胸椎に関節しているので、胸椎の動きも制限されます。
このようにして肩甲下筋の影響は胸椎の動きを阻害していきます。
では、この肩甲下筋がなぜ硬くなるのかといえば、
機能性ディスペプシアの人に多いのが心臓の機能的な問題です。
なぜなら肩甲下筋は心臓に関連のある筋肉だからです。
よく機能性ディスペプシアで動悸もするという人がいますが、
そのような人は肩甲下筋を緩める事により胸椎の可動性を回復できる可能性があります。
胸椎の可動域が回復すれば、交感神経への負荷が1つ取り除かれ、機能性ディスペプシアの改善に一歩近づけるというわけです。
もし、この記事をご覧の方の中で機能性ディスペプシアにお悩みの方がいらっしゃいましたら、当院に是非ご相談くださいませ。