千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
機能性ディスペプシアで左背中や胸郭の左下部辺りが痛みを訴える人が多いですが、
その原因の1つとして左の大腰筋が関係している場合もあります。
以前、機能性ディスペプシアと大腰筋の関係性についてお話しましたが、
左の大腰筋は胃、左の大腸、左の腎臓、脾臓、膵臓に近い位置、もしくは接している位置にあるので、
左の大腰筋が硬いと近接する臓器の動きを制限してしまい、左背中や胸郭の左下部辺りの痛みの原因になる事もあるんですね。
このような人は仰向けになると痛みが出やすいです。
なぜなら固まった大腰筋が仰向けになる事により無理に引き伸ばされるので、
大腰筋に近接する内臓にも余計な牽引力が加わり痛みが発生するのです。
大腰筋は股関節を屈曲させる作用があります。
だから、脚を後ろに蹴るような股関節を後ろに伸ばす動作に関してはストレッチされる形になります。
まさに仰向けの状態はそのような状態です。
ちなみに、大腰筋が硬い人は大腰筋を無理に伸ばさないように、
立膝をついて股関節を曲げた状態や横向きで丸まって寝たほうが左胸郭や左の背中の痛みが軽減する事もあります。
このよう場合、大腰筋のエクササイズで軽快する場合もあれば、しっかり緩めなければ良くならない事もあり、後者の場合は整体などの徒手療法を受ける方が効果的です。
今回の記事が機能性ディスペプシアにお悩みの方の役に立てば幸いだと思います。