千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院の坪井です。
腰痛の中には自律神経の乱れによって起こるものもあり、筋膜のみ緩めても改善しない腰痛の中には特に交感神経が優位になり過ぎる事により発生しているものもあります。
交感神経を優位にする代表的な器官として、
脳にある視床下部と脳下垂体、そして腎臓の上にある副腎があります。
これら3つの器官が協力して副腎から交感神経を優位にするホルモンを出すのように働いています。
交感神経が優位になると聞くと、あまり良くない反応だと思う人もいるかもしれませんが、
この反応もストレスに対抗するために必要な反応です。
なぜなら交感神経はストレスに対抗するために活動する神経なので、交感神経が働かない状態も問題ではあるんですね。
ただ、現代人はストレスを受ける時間が非常に長く、仕事、しいては仕事以外でもストレスから抜け出せない人も多いです。
そうなると、副腎にかかる負担が大きくなります。
そして、副腎は横隔膜の神経とも繋がりがあります。
ですから、副腎に問題が起こることにより、神経を通して横隔膜にも影響がでると、
横隔膜には大腰筋と腰方形筋という腰部の筋肉にもダイレクトに繋がりがあるので、それらの筋肉にも影響が及び、しいては腰痛になるなんて事も出てきます。
この場合、もちろん大腰筋、腰方形筋などにアプローチするのも手ではありますが、
優位になりすぎた交感神経のトーンを抑制する事が大事で、
その事により副腎への負担も低下し、腰痛も改善しやすくなります。
逆に交感神経のトーンを抑制しないで筋膜、筋肉のみ緩めても、副腎に負担がくれば腰痛はすぐ戻るか、痛み自体減らないという事もあります。
ですから、自律神経を安定させる事は腰痛にとって、とっても大切なんですね。
もし、筋膜リリースや筋膜はがしなどをやっても良くならない腰痛にお悩みのようでしたら、当院までご連絡頂ければと思います。