西船橋オステオパシー かげん鍼灸院・整体院です。
これから忘年会の季節、肝臓をいたわれない時期がやってきました。
肝臓はオステオパシーでも注目される臓器で、臓器性の体の痛みでは、肝臓の問題を抱えていることが多いです。もし、あなたがこの時期に、不幸にも突然腰痛や肩の痛みを発症したなら、肝臓の問題も考慮に入れる必要があります。
今回はそんなあなたの万が一に備えて、体の痛みが肝臓に関係するかどうかの鑑別法をお教えいたします。
・なぜ肝臓が体の痛みに関係するのか?
・肝臓由来の痛みの鑑別法
・まとめ
◎なぜ肝臓が体の痛みに関係するのか?
肝臓は非常に大きな臓器です。位置的には右側に比重を置きますが、左の乳頭まで伸びています。
この肝臓は食べ物の栄養素をえエネルギーに転換して貯蔵したり、体の不純物に対する解毒作用や、免疫機能、造血作用もあり、常にフル活動しています。頑張り屋である肝臓は知らず知らずの内に疲労していていることが多いです。
しかし、通常我々はそのことに気付きません。内臓は痛みに鈍感だからです。さらに、病院で検査をしても数値的には異常がないことが多いです。
ただ、この状態では確実に肝臓の動きは低下しています。
オステオパシーでは内臓特有の動きがあることを確認してます。肝臓も1回12秒くらいのサイクルで動き続けています。
このふり幅が付かれた肝臓は小さく、そのことにより、肝臓に付く横隔膜や胸膜を通じて、肉体的な痛みを発生させます。
肝臓の影響で五十肩になったり、腰痛になるのは、この肝臓と筋骨格の膜のつながりで発症します。
肝臓は特に大きく重い臓器です。他の器官へ与える影響は絶大です。
◎肝臓由来の痛みの鑑別法
もし、腰や肩が痛くなり、「もしかして・・・」と思ったら、いくつか肝臓由来のもか判別する方法がありますが、まず1番簡単なのは、右の肋骨の下に手を入れて上に持ち上げる事です。

肋骨の下とは肋骨弓と呼ばれる胸郭の前方の下縁です。ここに深めに4指を入れて持ち上げます。
肝臓はの下縁は肋骨の下にあります。つまり、肋骨の下に手をいれて持ち上げるという事は、「肝臓を持ち上げている」という事なのです。
肝臓性の肩や腰の痛みは肝臓が下に下がることにより起きやすいです。
つまり重い肝臓に膜が引っ張られることにより、体の他の部分まで引っ張られ痛みを出すのです。
試しに肝臓を持ち上げた状態で、肩を動かしたり、腰を動かしてみてください。
それで痛みが減弱しているなら、その痛みの原因は肝臓が原因と思われます。
◎まとめ
本日は肝臓由来の肉体の痛みに対しての鑑別法として、
〇肝臓を持ち上げる。
という方法を紹介しました。
もし、肝臓が要因とわかったら、温めた湿布を温度が下がるまで、肝臓の裏の背中に貼っていてください。
肝臓に対するデトックス効果があります。ただ、温めればよいと思って、温湿布は使わないようにしてください。
また、内臓の調整の出来る整体に行くことをお勧めします。
オステオパシーもその一つです。お困りでしたら、ぜひご連絡くださいませ。