千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
今回は肩の痛みについてのお話です。
先日、左肩に痛みがある患者さんに脳の調整を行った所、痛みが引いて、可動域も改善したのですが、
このように痛みには脳の機能が大きく関わっている場合があります。
そもそも痛みとは何かという話なのですが、
痛みとは
体にとって危険、脅威と認知されるような刺激に対して表出される感覚の事です。
体が危険、脅威と思われるような刺激を受けると脳はそれを認知して、痛みという感覚を出すわけですね。
ただ、ここが面白いところなのですが、
本来人には痛みを感じとる受容器はなく、
あくまで受け取るのは危険、もしくは脅威と思われる刺激です。
ですから、それらに対して脳が危険、脅威と認知しなければ痛みの感覚は起きないのです。
逆に脳の機能が低下していると、本来危険もしくは脅威ではない刺激に対しても脳が過敏に反応してしまうため、痛みを発生させてしまう事があります。
このような状態は慢性痛に多く、
痛みが強かった時期の動かすと痛みが増すという恐怖の記憶が脳にバグを起こし、
脳が刺激に対して過敏に反応して痛みを引き起こしやすい状態になっているんですね。
だから、脳の調整をすると
刺激に対して過剰に反応する事もなくなるので、痛みが軽減、もしくは寛解する事があるのです。
このように、あなたを悩ます肩の痛みも意外な所に原因があるかもしれないとう事を知って頂けたらと思います。