千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
前回、脳と痛みの関係についてお話しました。
痛みには脳の誤作動も関係していて、
前回の左右の脳の繋がりがうまくいかない場合もそうなのですが、様々な理由が脳に誤作動を起こし、治りづらい痛みを作ってしまいます。
では、なぜ脳に誤作動が起こるかと言えば、
その理由の1つとして、自律神経の問題が考えられます。
特にデスクワークの人は、その仕事の内容が自律神経の問題を増長させている場合があります。
自律神経は一般的には2つあると言われ、緊張に働く交感神経、リラックスを促す副交感神経がそれに当たります。
自律神経的に見るとデスクワークではどのような作用が起こっているかというと、
仕事をしているので、もちろん緊張性の交感神経が優位に働くのですが、
それと同時にパソコンを見るという行為もするので副交感神経も働きます。
なぜパソコンを見ると副交感神経が働くかといいますと、
近いものを見る時は副交感神経が働き、瞳孔の機能をコントロールするからです。
ちなみに遠くを見る時は交感神経が働きます。
このように、デスクワークでは交感神経と同時に副交感神経も働き続けている状態なので、
自律神経的には非常にバランスの悪い使い方をしているんですね。
その結果、脳が疲弊しやすくなり、その機能にも誤作動が出てくる事となります。
もちろんスマホでゲームをしているのも同じ状態です。
現代人が自律神経系の疾患が多いのもこのような事が原因の一端であると言えます。
このような脳の誤作動に関しては、施術で調整できる場合もありますので、当院にご相談頂ければと思います。