千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
今回は血糖値と肩、腰の痛みの関係性です。
あまり知られていないですが、血糖値が高い人は肩や腰の痛みを訴える人が非常に多いです。
血糖値は一般的な数値として、
食事の直前の血糖値が100mg/dl以下と食後2〜3時間の最高血糖値が120mg/dlで「血糖コントロール良好」とされています。
140~200の数値となる場合は、「血糖コントロール不可」とされています。
そして、この「血糖コントロール不可」の状態の反応が肩、腰の痛みとなって現れる事があります。
では、なぜ血糖値に問題が出ると肩や腰に痛みが出るのでしょうか?
今回は
◯どうして血糖値が上昇するのか?
◯血糖値が上がる人の肩や腰の痛みの原因
以上についてお話していきます。
どうして血糖値が上昇するのか?
血糖値が上昇する理由としては代表的なものとして2つあります。
一つは糖尿病、もう一つはストレス障害です。
糖尿病は膵臓のインスリンの分泌異常により血糖値をコントロールできなくなる事により引き起こされる疾患です。
この糖尿病のインスリン分泌異常は膵臓のみで引き起こされていると思われがちですが、
実は膵臓のインスリン分泌には肝臓が大きく関わっています。
実際に糖尿病を罹患していて死亡した方を解剖した結果、膵臓よりも肝臓に器質的変化が見られたようです。
さらに、副腎もインスリン分泌に大きく関係しており、糖尿病は膵臓だけの疾患ではないという事が言えます。
また、ストレス障害による高血糖もあり、精神的ストレスの影響を大きく受けている人は血糖値が異常に高い傾向にあります。
これはストレスを受けると副腎から放出されるホルモンであるアドレナリンが、
血糖値上昇に関与しているために起こる現象です。
実際にストレス性の高血糖で数値が200mg/dlを超える人もいるので、ストレスも馬鹿にはできないんですね。
血糖値が上がる人の肩や腰の痛みの原因
血糖値が上がる人は
糖尿病では肝臓、膵臓、副腎
ストレス性ではストレスに対抗する器官である
副腎、脳の一部(視床下部、脳下垂体)、胸椎、肋骨、小腸、大腸あたりが主に障害されやすいです。
そして、これらの器官が原因となり、肩の痛みや腰の痛みが出現します。
例えば肝臓は右肩や右腰の痛みに繋がりやすく、副腎は腰の痛みと大きく関係があります。
胸椎、肋骨の問題は肩、腰の痛みに直結しやすいんですね。
血糖値が高く、肩、腰の痛みに悩んでいる人はもちろん食事療法や運動療法で血糖値をコントロールする事も重要ですが、
機能低下した血糖コントロールに関連する器官の状態を良くするとより痛みの改善が促進されます。
もし、血糖値が高く、肩や腰の痛みに悩んでいるのでしたら、当院にご連絡頂ければと思います。