千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
関節リウマチを患っている人の中には、肩首の痛みや腰痛で悩んでいる方も多いです。
ただ、これらの症状は関節リウマチ特有の関節の変形から来ているわけではなく、もっと別の理由から来ています。
関節リウマチは四肢を中心とした関節の炎症や変形を主体とする症状です。
しかし、背骨や骨盤の仙腸関節に関しては、第1頚椎を除いては関節の炎症や変形は起こりません。
ですから、首肩、腰の痛みは関節リウマチによる直接的な症状ではなく、もっと別の原因から発生している可能性があるのです。
では、何が原因かというと自律神経の乱れがその要因の1つになっています。
関節リウマチの人の関節包(関節を包む袋)内の酸素濃度は一般の人と比べてかなり低いようです。
これが何を表しているかというと、
関節リウマチでは極度の循環不良が起きていて、
その影響で特に四肢末端への酸素不足が起こっているという事です。
循環の要は自律神経の中でも交感神経で、
血管は交感神経が亢進すると収縮して、交感神経が抑制されると弛緩するという、交感神経のみ神経支配になっています。
つまり関節リウマチの人は交感神経が優位になりすぎていて、全体的に循環不良になっているんですね。
交感神経が優位になると、首肩、腰は痛くなりやすくなります。
なぜなら交感神経の線維は体の背面に多く存在するからです。
ですから、オステオパシーでは自律神経を調整する事により、首肩、腰の痛みを和らげ、改善していきます。
よく患者様に、治療した時よりもその後がさらに良くなっていくような気がすると言われます。
治癒力が働きはじめ、治療が終わってからも効果が続くのがオステオパシーの施術の良いところでもあります。