首、肩、五十肩の痛みと季肋部の関係について

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千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。

 

首肩の痛い人の中には、

季肋部に沿って指を入れると硬たくて指が入らない…

そんな人がいます。

季肋部とは胸郭下縁の肋骨の事ですが、そこに沿って指を入れると硬かったり、もしくは痛みを感じる人もいます。

 

ここにあるのはまず呼吸の主働筋である横隔膜があり、また、肝臓胆嚢脾臓十二指腸大腸の一部などが存在します。

 

これらのいずれかに問題があると季肋部が硬くなり、

そして首肩の痛み、中には五十肩のような肩の痛みに繋がる事もあります。

 

なぜなら横隔膜の神経は首から出ていているので、横隔膜への刺激が神経を通して、首や肩の痛みに繋がってしまいます。

また、内臓が硬くなり、鬱滞して重くなれば、内臓が下に落ちる重さにより、首肩が引っ張られて痛みの原因となります。

 

ですから、季肋部を硬くする原因をなくし、柔らかする事が首肩の痛みを軽減する事に繋がっていきます。

 

ただ、自分で内臓を緩めたり横隔膜を緩めるのは骨が折れる作業だと思います。

 

そこで、ご自分で対処する際に比較的手を加えやすい場所としては大腰筋が良いアプローチ箇所になります。

大腰筋は腰椎から大腿骨に付く筋肉なのですが、この筋肉がなぜ今回のような状況に有効なのかといえば、

大腰筋は横隔膜にも腹部内臓にも接している筋肉なので、

季肋部が硬くなった時には必ず硬くなる筋肉なんですね。

 

ですから、このような状況の時は大腰筋は緩める事ができれば、

首肩の痛みは軽減する事が多いです。

大腰筋のストレッチは

①椅子の前側を壁に固定した状態で両手を背もたれに置き、脚を前後に開く(踵は上げておく)。

②体幹を垂直に立てる。この時、お腹の前側からももの前側が伸びる。

③2秒キープしたら、脚を入れ替え反対側を行う。

④これを5往復行う。

 

この体操だけでは、季肋部の硬さが完全に抜けない事もありますが、

首肩の痛みが軽減される場合が多いです。

 

特に座り仕事が多い人は大腰筋は硬くなりやすいので要注意です。

 

もし、皆さんの中で首肩、五十肩の痛みでお悩みの方は是非、当院までご相談くださいませ。

 

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