むちうち症はなぜ治りづらいのか?・・・船橋市のオステオパシー整体

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交通事故にあい、整形外科や接骨院へ通われている方、または過去に通われていた方はいらっしゃるでしょうか?

交通事故が原因となり起こる傷害の内、ほぼ半数がむちうち症と言われています。

一般的にむちうち症は治りづらく、後遺症も残りやすいと言われます。

実際に交通事故の場合、保険も適応されるので整形外科や接骨院に通われる方が多いですが、むちうち症がすっきり良くなったという話はあまり聞きません。

では、むちうち症はある程度良くなったら我慢するしかないのでしょうか?

 

そんなことはありません。

 

オステオパシー的に見れば、改善の糸口はあるのです。

<目次>
・むちうち症とはどんな症状?
・むちうち症はどのように発生するのでしょう?
・むちうち症に対する整形外科や接骨院での対応
・なぜ、むちうち症はじわじわ痛くなるのでしょう?
・むちうち症の問題は首だけではありません!
・もしあなたがむちうち症に首のみの治療しか行っていなかったのなら・・・
・まとめ

むちうち症とはどんな症状?


むちうち症とは交通事故により、首が鞭のように振られたために起こる疾患の総称で、正式名称ではありません。

主に整形外科や接骨院だと、頚椎捻挫として扱われる場合が多いです。

 

症状としては

・頚部、肩の痛み
・頭痛
・首、肩、背中の凝り、重さ
・頚部の可動制限
・めまい、目の疲労感
・吐き気
・握力低下、足や指先のまひ
・上肢のしびれ

などがあります。

 

むちうち症はどのように発生するのでしょう?

人の頭は体重の10%程の重さがあります。

体重50㎏の人なら5㎏の重さを常に細い首で支えていることになります。

むちうち症発生のメカニズム

通常、車ではシートベルトにより身体が固定されています。

 

しかし、頭部は固定されていないので、交通事故の衝突時には重い頭が前に振られ、首も前にしなります。

そして、その反動で今度は頭が後方へ振られ、まさに「むちうつ」ように首がしなる形となります。

 

このようにして、重い頭に振られた首に大きな負荷が加わり、むちうち症となります。

 

首には頭や上肢や肩に行く神経や交感神経、血管が通ります。

首へのダメージはこれらの器官にダメージを与えるため、頭痛やめまい、しびれなどを引き起こすのです。

むちうち症に対する整形外科や接骨院での対応

交通事故は保険が適応されるので、整形外科や接骨院に通われますが・・・

整形外科では画像診断で大きな問題がなければ、薬や湿布を処方されあとは経過観察です。

また、接骨院でも患部をもんだり、首の調整することがほとんどです。

 

中には急性のむちうち症の方の首をボキボキと矯正する先生もいます。

 

むちうち症では首に強力な外力が加わっています。

首には相当な歪みがある可能性がありますし、靭帯の微細な損傷も考えられます。

 

このような首に対して、薬や湿布、もみほぐしでは気休めにしかなりませんし、強力な手技も靭帯の損傷を助長しうる可能性もあり危険です。

 

なぜ、むちうち症はじわじわ痛くなるのでしょう?

すぐ痛くならないのが、むちうち症の不思議です。

むちうち症の不思議の一つとしてあげられるのが、「事故の時は大丈夫だったけどだんだん症状が悪化してきた」という事です。

 

通常首に衝撃が加われば、すぐ痛みがでてもよさそうなのに、なぜそうならないのでしょう?

 

ここに、むちうち症の治療の鍵が隠されています。

むちうち症の問題は首だけではありません!

一般的にむちうち症は首だけの問題で起こると考えられがちです。

 

しかし、実は首だけではなく、骨盤の仙骨が大きく振られることにより発生します。

 

事故の衝撃によりまず仙骨が振られます。

仙骨と頭蓋骨は硬膜でつながっています。

 

この外力により仙骨に大きなズレが生じ固定化されると、仙骨と頭部は硬膜を通してつながっているので、じわじわと頭部まで影響が波及していきます。

その結果、「だんだんと症状が悪化」する状態が起きるのです。

 

このような状態では首の痛みのみに着目した治療では治りません。

なぜなら、首を治療しても、仙骨に引っ張られ、症状が戻ってしまうからです。

 

実際に交通事故の方の骨盤を検査すると、皆さん仙骨の動きが固いです。

もしあなたがむちうち症に首のみの治療しか行っていなかったのなら・・・

仙骨の治療の例

もしあなたの治療が首のみに終始しているのなら、オステオパシー的に見れば、次の見解が助けになります。

 

むちうちの治療にはまず、骨盤と頭部の連動性を確保した上で、首にアプローチする必要があります。

 

むちうち症では頚椎がセオリーから逸脱したずれ方をしている場合が多いです。

この診断をしっかりしないで矯正を行なえば、痛みが治らないどころか、症状が悪化することもあります。

 

また、シートベルトで固定されていた部分である胸郭にも強い外力が加わるため、肋骨の状態を確認することも忘れないようにします。

 

このように、むちうち症では全身の統合性を考えた上で、首をみる事が重要になってきます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

もし、あなたが整形外科や接骨院でむちうち症の治療をしていて治らなかったのなら、このような大きな見落としがあるかもしれません。

 

ただ、これらのポイントをただ矯正すればいいとうものではありません。

 

交通事故では特に交感神経が亢進しているため強い刺激を与えると、交感神経がさらに緊張し思わぬ不利益を被ることがあります。

 

その点でオステオパシーの手技は優しく痛みもない手技なので、安心して施術を受けていただくことができます。

 

事故の外傷は後々、身体に思わぬ影響を及ぼすこともあります。しっかり治しておくことが重要です。