五十肩の病態と治療について⑥(慢性期の症例)・・・船橋市のオステオパシー整体

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前回急性期の五十肩の症例を紹介致しました。

 

五十肩は受傷後処置が早ければ早いほど治りやすいですが、一方慢性期の方はどうなのでしょうか?

急性期より、組織の線維化や交感神経の反射が達成されているため、若干時間がかかる事が多いですがよくなります。

 

今回は受傷後10か月経過した五十肩について症例を紹介致します。

<div style=”border: 2px solid #2e8b57; padding: 10px; background: #f5f5f5; border-radius: 10px;”><目次>
・慢性期の五十肩(右側)(60代 女性 主婦)
・治療初日
・治療2回目</div>

慢性期の五十肩(右側)(60代 女性 主婦)

10か月前に突然右肩が痛くなり、ずっと接骨院で鍼治療を受けているけれどもよくならないということで来院されました。

慢性期なので、自発痛はないですが、結帯動作(後ろ手でも帯を結ぶ動作)で特に痛みが強く、ほとんどできません。また、腕の挙上も160度が限界です。

五十肩に代表的な肩の可動制限

肩の前面と後面、そして腕の側面が痛むそうです。

治療初日

肩関節の運動は内旋(肩を内側へひねる動作)と外転(肩を外へ挙げる動作)の動きに制限がありました。

 

その他にも。この方は腰が丸く、姿勢も崩れて、患側の肩甲骨が下がっています。

 

また、右の肩甲骨の動きも悪いです。左の第一肋骨に圧痛があります。鎖骨の回旋の動きも制限があります。

 

そこで、まず全体的にバランスを整えました。そして、肩周辺の筋や筋膜を緩め、肋骨、鎖骨を調整しました。

この時点で腕の挙上はほぼ180度まで上がりましたが、結帯動作がまだ痛みます。

 

肩甲骨の動きに制限が強いので、そこへ手技を施しました。

そうすると結帯動作がだいぶ改善し、まだ痛みがややあるものの可動域が上がりました。

 

治療2回目

1週間後に来院されましたが、前回より痛みが違うようです。

 

まだ結帯動作の痛みと制限が少し残ります。

今回も全体的に体をととのえ、今回は肩甲骨の滑りをよくするために肩甲骨と肋骨の間につく、前鋸筋への手技を行いました。

 

すると、「カコン」という音が鳴り、動かしてもらうと、痛みなく、肩が動かせるようになりました。

次回も念のため1週間後に来院して頂きましたが、痛みはなく、完治していました。


慢性期は、その方の生活環境に応じて肩を無理して使っているため、急性期になかった新たな制限も生まれ、症状が複雑化していることがあります。

だから、人それぞれ、痛みのポイントが違う事があります。

 

ただ、一番の原因を見つけ出せば、慢性的な五十肩でも早期で治ることもあります。

 

しかし、急性期よりは多少時間がかかることはご理解して頂いた方が良いかもしれません。

 

これにて、五十肩のお話は終わりです。

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