心因性、ストレス性の腰痛と呼吸の関係…千葉県船橋市のオステオパシー整体

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千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。

 

腰痛の原因はいろいろありますが、その中でも治りづらい腰痛の中に、自律神経の乱れが原因になっている腰痛があります。

 

精神的ストレスで起こる心因性の腰痛もその一つなのですが、

 

自律神経の乱れでなぜ腰痛が起きるのか不思議に思う人も多いと思います。

 

今回はその理由の一つとして、

呼吸と腰痛の関係についてお話します。

 

自律神経と呼吸の関係

交感神経

呼吸とは酸素を取り込み、二酸化炭素排出を吐き出すという重要な生理的活動です。

 

この呼吸は無意識下では自律神経によりコントロールされています。 

 

では、自律神経によって呼吸はどのようにコントロールされているのでしょうか?

 

まず自律神経の内、交感神経が優位になると、

肺の活動は亢進します。

これはより多くの酸素を摂取しようとする反応です。この時の呼吸は早く、激しくなっていく感じです。

 

次に副交感神経が優位になると肺の活動は低下し、

ゆったりとした深い呼吸になっていきます。

 

呼吸から見たストレスと腰痛の関係

ではストレスが加わると呼吸はどうなるのでしょうか?

ストレスに反応するのは交感神経なので呼吸は早く、激しくなってきます。

 

興奮すると鼻息が荒くなったり、ホラー映画の登場人物で怖い思いをしている人が呼吸が早くなっていくシーンを見た事があるかもしれませんが、

あれも交感神経の働きにより肺の活動が亢進した結果です。

そして、ここで重要になってくるのが横隔膜です。

 

横隔膜は呼吸をするための筋肉で、

横隔膜の収縮、弛緩により私たちは呼吸が出来ています。

 

そして、横隔膜は剣状突起、下位肋骨、腰椎の1〜3番に付着します。

 

 

ここでお気づきかもそれませんが、

横隔膜は腰椎につくので、横隔膜に問題が起こると腰も痛くなるのです。  

 

しかも、横隔膜には腰痛の原因筋として代表的な大腰筋や腰の大きな筋肉、腰方形筋とも連結があります。

 

腰痛の原因になりうる十分すぎる要素を持っているのです。

 

以上の理由からもストレスで交感神経が反応すれば、呼吸に影響が出て、横隔膜に負担がかかる、そして、腰痛になるという負の連鎖が起こる事は想像できます。

 

ですから、自律神経の観点からも考察し、腰痛に対応して行く事が重要になってきます。

 

特に、呼吸が浅い人、腰痛を繰り返す人は要注意です。

 

自律神経性の腰痛にはストレスに対する過剰な交感神経の反応を抑制する事が大事です。

 

もしかしたら、自分の腰痛もそうかもと思う人は、当院にご相談頂ければと思います。

 

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