脇の下と腰痛の関係・・・船橋市のオステオパシー整体

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西船橋オステオパシー かげん鍼灸院・整体院です。

 

腰痛でリラクゼーションやマッサージで腰をほぐしてもらっても痛みが変わらないという方がよくいらっしゃいます。

 

その一つの要因として腰に原因がないことが挙げられますが、その中で見落とされやすいのが「脇の下」の問題です。

 

脇の下には一体どんな秘密が隠れているのでしょうか?

<目次>
・脇の下に痛みはありませんか?
・脇の下が痛いとどんな問題があるの?
・なぜ頭蓋治療で良くなるのか?
・脇の下が原因の腰痛はどうすればいいのか?
・まとめ

 

脇の下に痛みはありませんか?

脇の下を胸郭に向かって押すと強い圧痛がある方はいらっしゃいませんか?この圧痛はどうして出ているのかというと、肋骨のズレ、もしくは前鋸筋という筋肉の緊張から出ています

 

肋骨が側方にずれた状態は、特に第2肋骨に発生することが多いですが、横に飛び出した肋骨を押すと痛みを伴います。

 

また、前鋸筋は肩甲骨の内側から肩甲骨と胸郭の間を通り、肋骨に付く筋肉です。作用は肩甲骨を肋骨へつなぎ止めておくことです。前鋸筋がなければ、肩甲骨を体につなぎとめておくものがなくなるので、肩甲骨が落ちてしまいます。肩甲骨の安定性を保つためには重要な筋肉です。また、壁などを前に押す時なども前鋸筋が作用します。

 

脇の下が痛いとどんな問題があるの?

先ほどもお話ししましたが、脇の下の圧痛は筋の緊張と肋骨のズレより起こります。この状態だと肩甲骨はべったりと胸郭方向に張り付く形となり、肩甲骨の動きが少なくなります。

 

試しに肩を前に押し出すように肩甲骨を動かしてみてください。その状態が前鋸筋が緊張した状態です。

 

お気付きかもしれませんが、この状態だと肩が前へ出て、肩甲骨に引っ張られるように背中が丸くなります。

 

こうなると、胸椎の後彎、つまり、猫背状態が増長され、それを代償して、腰の前彎、つまり反りがが強くなります。反った腰は関節面が詰まり負担がかかります。こうして、前鋸筋や肋骨のズレによって腰に痛みが発生します。

 

脇の下が原因の腰痛はどうすればいいのか?

ご自分で出来る事としては、前鋸筋のセルフケアです。

 

脇の下の筋肉を肋骨の走行に沿って軽く前方へ四指で引っ張ってあげます。敏感な筋なので、極力弱い力で気持ちいところまでわずかに引っ張ってあげることがコツです。緩みが出るまで、脇の下の上から下までゆっくり緩めてあげましょう。

 

このケアをする前に回旋や前後屈など腰痛の出る動作を確認し、ケアをする前とした後の腰の痛みを確認してみましょう。

 

うもし痛みが軽減しているなら、続ける価値はあるはずです。

 

ただ筋の緊張が強すぎたり、肋骨のズレがある時はご自分では難しいので、当院で施術を受けられることをお勧めいたします。

 

まとめ

今回はマッサージで良くならない腰痛の原因として、

①脇の下の前鋸筋の緊張や肋骨のズレが原因となりうる。

 

そして、

②肩甲骨のが動かなくなると、猫背となり、腰が反り、腰が痛くなる。

というお話をしました。

 

特にデスクワーク中心の方や美容師の方など、手を前に出して作業する方は要注意です。脇の下が押すと痛いかご自分で確認していただけるといいと思います。