脳脊髄液の波動について(繰り返す痛みから解放されるために)・・・船橋市のオステオパシー整体

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西船橋オステオパシー かげん鍼灸院・整体院です。

 

「オステオパシーと他の整体の違いは?」と聞かれたら、私は「脳脊髄液の波動」の事を挙げます。

 

オステオパシーは約140年間、一般西洋医学と違う観点で医学について探求し、そして発見したのがこの「脳脊髄液の波動」の動きでした。

 

この動きが見つかったことにより、オステオパシーは自然治癒力に働きかけることが出来る数少ない療術理論として発展を遂ることとなります。

 

脳脊髄液の波動は分かりやすく言えば、自然治癒力が発現された動きでもあります

それでは果たして脳脊髄液の波動とはどのようなもので、それに働きかけることにより、体にどのような効果があるのでしょうか?

<目次>
・奇妙なリズムの発見
・奇妙なリズムの正体とは?
・「脳脊髄液の波動」に異常が出ると体に与える影響は?
・「脳脊髄液の波動」を正常化することの意義
・まとめ

 

奇妙なリズムの発見

脳脊髄液の波動は頭蓋骨の研究をきっかけに発見されました。

脳脊髄液の波動は頭蓋領域のオステオパシーを創始した、ウィリアム・ガーナー・サザーランド,D.Oによって発見されました。

 

当時、サザーランドは頭蓋骨を研究する上で、頭蓋骨を構成する骨は全て微細な動きがあり、一定のリズムで動いていることを確認していました。

 

さらに、この「奇妙なリズム」は体のどの部分でも感じとることが出来ます。

 

しかも、奇妙なことに、この動きについていくと自然に治療が始まり、関節の制限や、筋の緊張が解消していくのです

 

そして、サザーランドはこのリズムはどこから来るのだろうという疑問を抱くようになります。

 

奇妙なリズムの正体とは?

サザーランドはさらなる研究の結果、次のような結論に至ります。

 

このリズムは脳の自動運動により起こっている。

驚くべきことですが、脳には自分で動く力があることにサザーランドは気付きました。

頭蓋骨をはじめとする体の奇妙なリズムはこの、脳の動きのリズムだったのです。

 

脳のリズムは脳脊髄液の波動を通して全身に伝わる。

脳のリズムは、脳が産生する脳脊髄液の波動により全身に伝わることが分かりました。

体で感じるリズムは、脳脊髄液の産生と吸収のリズムとも一致します

 

脳のリズムは、組織の呼吸のリズムである。

脳のリズムが組織の「細胞内呼吸」の吸気と呼気の動きと一致している事が分かりました。

このリズムがあるからこそ、組織はスムーズなガス交換ができ、その機能を他の保つ事ができるのです。

 

脳脊髄液は脳のリズムを全身に伝え、組織の呼吸機能を保つ需要な要素です。

 

脳脊髄液の波動が元気よく伝わっている組織は健康で、そうでない組織は病気という事になります。

 

このように脳脊髄液の波動は、まさに「自然治癒力を発現させた形」でもあるのです。

 

「脳脊髄液の波動」に異常が出ると体に与える影響は?

ここまでで、脳のリズムが脳脊髄液の波動を介して全身に伝わり、組織呼吸を担っていることをご理解いただけたと思います。

 

つまり、脳脊髄液の波動は脳からの呼吸のリズムを全身に伝える大事な要素となります。

 

では、脳脊髄液の波動に異常が起き、脳のリズムが伝わらない組織があると、体にどのような不都合が起こるのでしょうか?

 

脳のリズムの低下は、組織の細胞レベルでの呼吸活動の低下を意味します。

 

呼吸レベルが低下した組織は、組織の緊張や繊維化を生じやすくなります。

そして、リズムに異常のある組織を起点として体はバランスを崩し、痛みや不調の原因となっていくのです。

 

体に大きくリズムが障害されたところがあると、そこを起点として、脳自体の自動運動にも影響を及ぼすこともあります。

 

こうなると、

自律神経をはじめとする神経系に異常が出る

全身の組織の呼吸レベルの低下する

ホルモン分泌の中枢である脳下垂体に影響が出て、全身の内分泌系に異常が出る

などの問題がおこります。

 

 

このように、痛みや不調、自律神経系やホルモン系の様々な問題を引き起こすこととなります。

 

また、繰り返す痛みや治りづらい痛みもこの組織の呼吸のリズムが関係しています。

いくら痛みや症状の原因となる関節を動かしたりや筋肉を緩めても、呼吸のリズムが戻らなければ、組織はすぐ異常を起こし、体はまた痛みを発症してしまいます。

 

この組織レベルで呼吸のリズムを正常化してあげるのが、痛みを繰り返さない体づくりへのカギとなります

 

そのためには脳脊髄液の波動をくまなく行きわたらせ、組織に脳のリズムを伝えてあげることが大事なのです

 

 

脳脊髄液の波動を正常化することの意義

 

脳脊髄液の波動の動きが正常化すると、次のようなメリットがあります。

 

症状の原因となる組織の呼吸が正常化し、細胞レベルで元気になり、体のアンバランスや痛みの改善につながる。

 

体全体に脳脊髄液の波動が行きわたるようになると、自律神経系、呼吸器系、内分泌系の活動が活性化し、全身の自然治癒力が向上する。

 

自然治癒力が活性化した体は痛みを繰り返さないようになる。

そして、オステオパシーでは脳脊髄液の波動を使い、組織を細胞レベルで解放する手技がいくつも伝わっています。

(オステオパシーの手技についてはこちら!→オステオパシーの手技療法について

まとめ

オステオパシーでは、自然治癒力に着目した結果、脳脊髄液を施術に応用するという、画期的な手技療法を確立しました。

 

この世紀の発見により、今までな治せなかった多くの症状に対処できるようになりました。

 

当院でも、この脳脊髄液の波動を応用し、皆様の自然治癒力の向上に貢献しています。

 

なかなか良くならない症状、繰り返す痛みがありましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。