階段を昇る時の膝の痛みの原因が膝にない症例・・・船橋市のオステオパシー整体

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千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
膝の痛みの原因もたくさんあるのですが、膝周辺に直接原因がない場合もあります。
特に膝は股関節と足首の中間点なので、股関節と足首のどちらかに問題があると、その中間点にある膝がもっとも捻じれやすくなるので負担がきます。
丁度雑巾を絞ると、真ん中の部分が一番捻じれやすいのに似ています。
そんな膝の痛みの症例の中で、先日このような患者様がいらっしゃいました。
症状は右膝の痛みで、階段を登るとき、そしてしゃがみ込む時に膝が痛みます。
歩く時も痛みはないのですが右脚が動きづらいと言う事です。
確かに右脚の振り幅が小さいです。
そして検査した結果、この方の膝の痛みの原因は腸骨筋という筋肉でした。
腸骨筋とは骨盤の内側から股関節につく筋肉で、股関節を曲げる機能があります。
なぜ腸骨筋が膝の痛みの原因となったのでしょうか?
階段を登る時に脚をあげるのも、そしてしゃがみ込むのも股関節が曲がり腸骨筋が働きます。
だから、この股関節を曲げる動作が上手くできないと、膝に負担がかかり、そして痛みが出てくるのです。
腸骨筋が悪い人は、骨盤の前側の出っ張りから3本指分くらい内側にいった所を押すと痛みがあるのですぐにわかります。
この場合、腸骨筋を緩めると痛みが軽快します。
今回の患者様も腸骨筋を調整したら、膝の痛みがなくなりました。
このように痛みの原因は痛みの患部だけにない事も多いです。
だから、広い視野を持って痛みの原因を探って行く事が大事になります。

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