頭痛、頸の痛みの「小さい」原因・・・船橋市のオステオパシー整体

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西船橋オステオパシー かげん鍼灸院・整体院です。

 

頭頚部痛症候群という言葉を聞いた事があるでしょうか?
慢性の頭部痛、頸部痛に関する痛みの事です。

 

基本的に肩こりや頭痛には原因が不明なものが多く、この症状も同様なものとなります。

オステオパシーではこの痛みの原因の一つとして、「小後頭直筋」という筋肉をあげています。

 

これがすべての頭頸部痛症候群の原因とは限らないですが、一つの要因として大きな指標を与えてくれます。

 

この首につく小さな筋肉は、当院の施術の特徴でもある生体リズムの動きにも大きく関係します。

今回は、頭痛、頸部痛の原因の一例についてお話いたします。

<目次>
・小後頭直筋とは?
・小後頭直筋のせいでなぜ首が痛くなるのか?
・小後頭直筋と頭痛の関係
・小後頭直筋を治療することの効果
・まとめ

小後頭直筋とは?


「小後頭直筋」とは頸椎の1番から後頭骨までつく非常に小さい筋肉です。

 

この筋は非常に小さく、僧帽筋た頭半棘筋という大きな筋肉の中に隠れています。
この筋肉は頭を首の上で後ろに傾ける作用があるとも考えられますが、実際はそれほどの力はありません。
では、そんなに重要な筋肉ではないのでしょうか?

 

そんなことはありません。

主な役割は後頭骨の位置の微調整です。

 

頸椎1番の上には後頭骨が乗っています。この首と頭のバランスを絶妙に保つ役割をしているのがこの小後頭直筋にはあるのです。

小後頭直筋のせいでなぜ首が痛くなるのか?

小後頭直筋の頭のバランスをとるという働きは、目線を水平にさせるという目的のもとに行われます。

 

私たちが日常生活で常に水平である唯一の部分は目線です。

目線が水平でなければ真っすぐ歩くことも難しくなってしまいます。

 

つまり、私たちが円滑に日常活動するうえで必須の筋肉になります。

 

しかし、頭頸部痛症候群の患者様はこの筋肉の萎縮や脂肪組織への置換がみられるようです

このような首では小後頭下筋の役割を他の筋肉に頼るほかありません。その中でも特に小後頭下筋を覆う僧帽筋や頭半棘筋がその役割を担うため、肩こり、頸部痛を引き起こすこととなってしまいます

小後頭直筋と頭痛の関係

 

小後頭下筋の構造として重要なのは、この筋が筋膜を介して硬膜に付いていることです。

頭蓋骨と仙骨の硬膜のつながりのイメージ

 

硬膜とは脳や脊髄を覆う膜の事です。硬膜は頭蓋骨の内側に密着しています。

小後頭下筋の障害は筋膜を介して硬膜に影響し、さらに硬膜を介して頭蓋骨を歪ませる原因となります。

頭蓋骨や硬膜の表面には血管や神経が走行しています。これらが影響して頭に痛みを発症させます

 

また、小後頭下筋の影響で後頭骨と頸部の付近で硬膜が歪み、中を通る脳脊髄液がうっ滞することもあります。

 

この脳脊髄液のうっ滞も頭痛を引き起こす原因となります

 

脳脊髄液の流れが悪くなると生体リズムの低下します。頭だけでなく、その影響は全身に波及する可能性もあります。

小後頭直筋を治療することの効果

小後頭直筋の障害を取り除くと、脳脊髄液の流れが改善し、頭痛や頸部痛の改善につながります。

また、僧帽筋や頭半棘筋への負担も減ります。

 

ただ、この筋肉は頸部の深層にあり、なかなか手が届きません。周辺の僧帽筋、頭半棘筋の緊張を取り除いた後に、やっと顔を出してくれます。

 

この時、小後頭直筋に障害があれば、圧痛があります。そして、これを緩めるには強い刺激だと筋を緊張させてしまうので、ソフトなオステオパシーの手技が有効です。

 

まとめ

私たちの体は絶妙なバランスを保ち、生かされてます。今回紹介した小後頭下筋も、小さい筋ですがバランス維持に一役買っている重要な筋で、頭痛、頸部痛の改善のポイントともなります。

 

ただ、この筋肉が障害を起こすまでは、もっと別の要素が絡んでいることが多いです。

 

次回は以上のことも含め、頭痛や頸部痛について、違った角度からお話したいと思います。