千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
機能性ディスペプシアの方の中には、喘息や肺結核などの呼吸器系の疾患の既往歴をお持ちの方が比較的多いです。
これは偶然ではなく、
実は一見無関係そうな呼吸器系疾患が、機能性ディスペプシアの原因になっている可能性もあるのです。
そこで今回は、
なぜ呼吸器系の疾患が機能性ディスペプシアに関連するのか、
その理由についてお話しいたします。
機能性ディスペプシアの鍵となる筋肉とは?
機能性ディスペプシアを軽快させるために重要な筋肉があります。
それは横隔膜です。
横隔膜は膜ではなく、厳密に言えば筋肉です。
横隔膜が動く事により、私達は呼吸をして生きていく事ができます。
この横隔膜は消化器系との関連が深く
横隔膜には肝臓が付着し、食道が貫通する穴もあり、その穴は食道と胃の境になります。
つまり横隔膜は胃、肝臓に接しているため、横隔膜の動きが障害されると、胃、肝臓にも影響が出て、機能性ディスペプシアの症状を引き起こす原因となってしまう事があるのです。
なぜ呼吸器系の問題が機能性ディスペプシアの原因となるのか?
では、なぜ呼吸器系の問題が機能性ディスペプシアの原因になるかというと、
先程説明した横隔膜には、肺や胸膜などの呼吸器系の器官や組織が接しています。
当然それらの呼吸器系の器官も横隔膜に影響を与えますので、
呼吸器系の問題があると、
呼吸器系の問題が横隔膜を障害し、
さらに横隔膜に接している胃や肝臓の機能を低下させ、
機能性ディスペプシアの症状を発生させる
という過程を辿ってしまう可能性があるのです。
過去に呼吸器系の既往歴がある人は、ご自身で気付かないレベルで、
肺や胸膜などの組織や器官の動きが障害されている人が多いです。
ですから、呼吸器系の機能が回復すると機能性ディスペプシアの症状が軽快する事が多いです。
もし、今回の記事を読んでご自身が記事の内容に当てはまっていると思われるのでしたら、当院にご相談頂ければと思います。