膝の痛みについて(西船橋オステオパシーかげん鍼灸院・整体院)

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膝の痛みは原因が様々です。

整形外科的に外傷や使い過ぎによる膝の靭帯や半月板が損傷する場合や、高齢者に多い関節軟骨が減少する変形性膝関節症、リウマチ性患者に多いの膝関節の痛み、そして成長期痛として子供に多いオズグッド・シュラッダー病などが挙げられます。

症状としては、階段の上り下りや、正座、ジャンプ、急な方向転換の時に痛みを発するものもあれば、歩行するだけでも痛みが生じる場合もあります。
また、膝の腫脹や関節液の貯留などの問題がより、膝の痛みや可動制限を助長します。

膝の構造について

膝は大腿骨と脛骨、お皿と呼ばれる膝蓋骨で構成される関節で、その間には半月軟骨というクッションが内側と外側にあります。
多くの靭帯や筋肉で補強もされていて、体重を支えるという点で強固なつくりになっています。
また、膝周辺の筋肉を支配する神経は腰椎や仙骨からも出ています。
そして、忘れてはならないのは膝の前外側には内臓の反射ポイントも存在するという事です。

膝の痛みのポイント

膝の痛みには以下の事について留意していきます。

膝に対しては全身を見ることも大事ですが、局所の問題も見逃せません。

膝の治療を行うと、たまった関節液が吸収され、改善されていく場合があります。

ただ、膝の関節液があまりにも多い場合は、整形外科で処置して頂き、整形外科と平行して当院をご利用して頂くことをお勧めしています

 

膝の関節の問題

(前・後・外側・内側・前外側・後内側)6つの膝の遊びの動き

膝の関節の動きには屈曲と伸展があります。わかりやすく言うと「曲げる」と「伸ばす」です。しかし、オステオパシー的にみると、さらに6つの動きが膝には存在します

その動きは「遊び」の動きとよばれるものです。
関節は単純な曲げ伸ばしの動きでも、複雑なメカニズムで動いており、関節間で若干の「すべり」を伴いながら動いています。
このすべりの動きがなければ、関節はキツキツな状態になってしまい、動くことが困難になってしまいます。
膝には以下のような6つの遊びの動きがあり、それがどこか1方向でも障害されると痛みや制限の原因となります。

この遊びの動きが改善されれば膝の動きはスムーズになります。

また膝関節を構成する靭帯に対するアプローチも有効です。

日常生活や仕事の癖や、過去の外傷が靭帯に残っている場合があるので、要注意です。

膝周辺の筋筋膜の問題

膝周辺には強靭な筋肉や筋膜が多数存在します。それらの緊張は純粋に膝関節のアンバランスを生み、痛みを発症させます。

最近メディアでも取り上げられる筋・筋膜治療「トリガーポイント」の第一人者であるトラベルとシモンズは、
膝の関節がほぼ動かないような変形や膝にリウマチ性関節炎がある患者が、筋・筋膜治療で大幅な改善を示したと発表しています。

つまり、膝の関節の問題だけが膝の痛みを引き起こすわけではないのです。
よって、膝の痛みには筋・筋膜の治療は非常に大切なポイントになります。

成長期障害であるオズグッドシュラッダー病も膝の前面にある大腿四頭筋や膝の裏側にある膝窩筋との関連が深いです。

ただ、膝の筋・筋膜の治療で難しいのは、痛みが発生している所とは別の所に痛みの原因がある可能性があるという事です。
なぜなら、膝の筋肉は骨盤周辺に付くものが多く、非常に長いという理由が挙げられます。

だから膝の筋・筋膜の治療には、より繊細な解剖学的知識が必要となってきます。

 

膝内側の筋肉(縫工筋)の治療

足部・股関節の問題

足部と股関節も膝の痛みの原因となります。

膝は足部と股関節の真ん中にあります。よって膝は足部や股関節のねじれの力がダイレクトに集まる部分となります。
分かりやすく言えば、雑巾の両端を絞れば、最も捻じれるのは真ん中の部分となります。

特に膝の可動域は正常なのに膝が痛む方は、足部・股関節の治療はとても重要です。

 

股関節の治療

 

・下部胸椎・腰椎・骨盤の問題

下部胸椎・腰椎・仙骨からは膝の筋肉を司る神経が、また、胸椎の11番~腰椎の2番からは下肢への交感神経が出ています。

 

よって、下部胸椎・腰椎・仙骨の問題は膝の痛みに直結しやすいです。

ちなみに腰椎5番の問題が膝の内側の痛みに関わることもあります。

また、骨盤には膝周辺へ伸びるの筋が多く付着するため、見逃せない部分になります。

第5腰椎への治療

内臓の問題

内臓の中でも大腸は大腿部の前外側に反射ポイントポイントがあり、その周辺の組織の痛みと弱化を生みます

この反射を解除してあげることも膝の痛みには重要です。

特に痛みがぶり返しやすかったり、変形もないのに痛みが生じる方は要注意です。

リンパ排液の問題

膝が腫れたり、関節液が貯留するのは、膝の動きを制限しギプス代わりにしようとする体の防御反応です。
膝に炎症がある際は、本来必要な反応なのです。

通常、関節液は炎症が治まれば自然に体内に吸収されます。

しかし、膝の関節液がいつまでも抜けないと、関節の中は毒性の老廃物でいっぱいになり、関節を包む膜や関節軟骨を蝕んでいきます。これは非常に危険な状態です

このような方はリンパ循環に問題がある方が多いです。

理想のリンパ循環には首から胸にかけての筋膜や横隔膜、骨盤底の筋や膜が柔軟なことや腎臓や肝臓がしっかり機能していることが重要です。

また、リンパ管自体の問題にもアプローチする必要があります。