リンパマッサージの危険性について・・・船橋市のオステオパシー整体

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あなたはエステなどでリンパマッサージを受けられたことがあるでしょうか?

リンパマッサージでは主にむくみをとり、老廃物を流すなど、美容のために行われることが多いです。しかし、リンパを流すだけでも身体の組織の緊張がとれ、関節の可動域が向上することもあります。

また、自律神経のバランスを整えるのにもとても良いです。普段から緊張が強い方や、不眠で悩んでいる方は、大きなリラックス効果が期待できます。

 

ただ、受けた方に伺うと、「気持ちよかった」という方もいれば、「痛かった」という方もいます。

そして、共通して、強めに皮膚をこするように行う施術が多いようです。

 

しかし、このようなやり方では、場合によってはリンパの流れを滞らせたり、さらに、リンパ管を傷つけることもあります。

 

今回はリンパマッサージの危険性と正しいアプローチの仕方についてお話を致します。

<目次>
・リンパシステムについて
・とても「もろい構造」のリンパ管
・リンパの走行は複雑
・正しいリンパへのアプローチとは?

 

リンパシステムについて

リンパシステムとは体液循環のシステムの一つです。

血液は動脈で全身に巡り、静脈で心臓へ引き戻されますが、静脈で引き戻せなかった分をリンパシステムで引き上げています。

その割合は全身に廻った血液の約5%ほどですが、この5%のシステムが完全に停止すると、人は24時間以内に死亡すると言われています。

 

リンパの主な役割は、老廃物の除去やリンパ節での細菌やウイルスに対する免疫機能であり、私たちが元気に生きていくためにはなくてはならないシステムだと言えます。

とても「もろい構造」のリンパ管

リンパ管は薄く短い板が重なりあったような構造をしています。

 

リンパ管は薄い壁が集まった、もろい構造をしています。

上の図をご覧になって想像がつくかもしれませんが、この構造は非常に弱くもろいです。

外力によって、いとも簡単に傷ついてします。

 

リンパマッサージで、もし強めのマッサージをされているなら、もしかしたらリンパ管自体に大きな負担をかけている可能性もあります。

リンパの走行は複雑

リンパ管の走行には複雑な流れがあります。

その走行に沿った手技が行われなければ、リンパの流れを妨げる可能性があります。

腕のリンパ管の走行。
ただ腕を下から上にさするだけではリンパは流れません。

 

さらに、リンパ節を摘出したことがある方や手術痕のある方は、リンパの流れが通常の流れから大きく逸脱している場合があります。

 

それに気付かず通常の走行で手技を行なえば、リンパの流れを逆流させて体に負担をかけてしまいます。

正しいリンパへのアプローチとは?

リンパシステムへの正しいアプローチとして、必要なのは

 

・リンパ管に適正な圧でアプローチする事

・リンパの走行を正しく理解する事

・通常の状態から逸脱したリンパシステムの走行を正しく感じ取れる技術がある事。

 

以上の3つになります。

 

特に3つ目は繊細な手の感覚が求められます。

 

私たちオステオパスはリンパの流れを感じ取り、その流れを促進するように手技を施します。

 

信じられない方もいらっしゃるかもしれませんが、これが約140年間、手で治す医学として発展してきたオステオパシーのなせる技だと思います。

 

もし、リンパシステムへのアプローチに興味がある方は、お電話やお問い合わせフォームでご連絡くださいませ。