西船橋オステオパシー かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
先日、膝の手術をなさった患者様の施術をしました。
術後2~3週間経っていて、固定はとれているのですが、膝を90度以上曲げると違和感と痛みがあります。
だから、椅子に座る作業がつらいようです。
ここで突然余談ですが、
本当はこの症状に対しての施術の動画をとったのですが、
昨日、動画を整理してSDカードにコピーしようとした時にアプリが停止して
その動画も、妻との楽しい思い出を含む他の画像たちもほぼほぼ消えてしまいました(^▽^;)
昨日はここ最近で一番凹みましたが…
これは古い自分を捨てて、新しい自分になりなさいという、無宗教ですが神様からの啓示だとプラスに考えて、前に進むことにしました(;´∀`)
ということで、もしかしたら、今回の施術の事後報告の動画がアップされるかもしれませんので、こうご期待?です。
前置きが長かったですが、話を戻します。
この患者様は以前も膝が構造上弱く、手術をしたことがあります。
今回は膝に無理な力が加わり、膝の靭帯が切れてしまい、
その補強をするために人口の靭帯を入れるオペをしました。
現在、患者様の頑張りで、他動では90度以上痛いながらも曲がります。しかし、自分で動かすと90度くらいで痛みがでます。
さらに手術した脚は、仰向けで膝を伸ばしてまま上げることできない様です。
この力が入らない状態は、頸椎と鎖骨と肩甲骨の関節、反対側の足の小指が関与していました。
おそらく、患側が使えない分、大丈夫な方の脚に体重をかけたり、腕の力に頼って体を起こそうとしたのが関係しているのだと思います。
ただ、問題は膝の方で、
手術痕を含め、その周辺がゴムのように硬く、少し腫れています。
また、以前手術した時の手術痕と新しい手術痕が重なっているところがあり、そこがとても硬いです。
はじめ、リンパ循環を良くし、手術痕周辺の組織を緩めていきました。
だんだん膝の動きが良くなってきましたが、
古い手術痕と新しい手術痕が交わるところだけがなかなか緩みません。
その時、体全体を見ると、右肺との関連が見えてきて、そこと手術痕をバランスすると、一気に緩みました。
これは傷に対して、「感情」が作用していたようです。
肺は悲しみの感情に関係しますが、
手術の時、古い手術痕がオペの場所にかぶることに関して、担当医がぼやいていたようです…
全身麻酔ではないので、その時の会話は丸聞こえだったそうです。
ただでさえ、以前の手術で嫌な思いをしているのに、そんな話をされたら感情が触発され、それが傷口の硬さに大きく作用してしまいます。
これがいわゆるトラウマによる反応なのですが、トラウマの調整を肺に行い、だいぶ膝の曲がりも良くなり痛みも減りました。座っていても楽に座れるようです。
まだ、何回かは施術が必要ですが、改善の方向へ向いていくと思います。
このように手術後の傷は感情やトラウマが関連している場合もあります。
特に体を切るという大きな侵襲的行為が体に行われるわけです。やはり、どこかで感情が触発されてしまいます。
また、これとは別に治りづらい症状に感情が関係していることも多々あります。
人間は肉体だけでは生きていけません。感情や思考があるからこそ、人として成り立っているのです。
これは、当院の施術のベースであるオステオパシーに基づく考えです。
もし、皆様も治りづらい症状でお悩みでしたら、お気軽にご相談くださいませ。