千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院を整体院の坪井です。
女性特有の生理前、生理中の腰の痛みに悩まされている人は多いと思います。
そこで今回は、女性特有の腰痛に関連する要素としてお尻の筋肉にフォーカスしてお話していきます。
生理前、生理中の腰痛に悩まされている人は参考にしてもらうといいと思います。
生理中、生理前の腰痛とお尻の筋肉がなぜ関係するのか?
お尻の中でも生理中、生理前の腰痛と関連が深いのが、股関節を外へ捻じる筋肉、解剖学用語でいうと外旋筋群です。
子宮などの骨盤内の内臓の問題は外旋筋群に影響を与えやすいのですが、
これは子宮に問題があると、子宮を底から支える骨盤底筋に負担がかかる事により、骨盤底筋に接する内閉鎖筋、梨状筋へと影響が及ぶからです。
この2つの筋は股関節を外へ捻じる働きがあるのですが、女性は股関節の形状上、女の子座りのような内に捻る動作は得意ですが、外に股関節を捻じる動作は苦手な傾向にあります。
そのような状態でさらに股関節の外旋筋の機能が低下すると、股関節を外に捻じる動作が難しくなり、股関節を外旋できない代償をより表層の筋肉で賄おうとするんですね。
ちなみにこの時使われるお尻の表層の筋肉は大臀筋です。
大臀筋は股関節を伸展…脚を後ろに蹴る働きのある筋肉ですが、股関節を外旋させる機能もあります。
つまり、股関節の外旋筋群が機能しなくなった分を大臀筋で賄わなくてはならなくなるんですね。
そうなると大臀筋は頑張って動くため、疲弊し組織の硬化も起こってきます。
そして、大臀筋は胸腰筋膜という腰を覆う筋膜に繋がりがあります。
大臀筋の問題は胸腰筋膜にも影響して、腰を覆う筋膜のアンバランスが起こり、
その結果、筋膜の下にある神経、血管が圧迫される事によって腰痛が引き起こされてしまうんですね。
この場合、ご自分で対処するのでしたら、股関節外旋筋のストレッチ、さらに外旋筋を正しく使うトレーニングが必要です。
ただ、固くなった外旋筋をご自分で緩めるのはストレッチだけだと難しい事もあるので、
施術で対処する事が腰痛から解放される一番の近道だと思います。