座骨神経千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
座骨神経痛は第4、5腰椎、そして仙骨から出る神経が何かしらの刺激を受けることにより発生する症状です。
一口に座骨神経と言ってもいろいろな原因があり、
お尻の筋肉で圧迫されたり、背骨の中で刺激されたり、
背骨と背骨の間の椎間板により影響を受けたりと様々です。
そんな座骨神経痛の中でも今回の事例は、病院で原因が分からなかった症例です。
座骨神経痛でお悩みの方は是非参考にして頂けるといいと思います。
座骨神経痛の意外な原因とは?
今回の事例は2カ月間、右腰の痛み、そして太ももからふくらはぎの外側にかけての座骨神経痛がおさまらなく、
寝返りや歩行、立っているだけでも痛いという症状です。
この方は60代の男性で、病院でMRIなどの画像検査でも原因は分かりませんでした。
この方の身体を検査すると、確かに座骨神経の動きが硬く、緊張が強いです。
ただ、座骨神経に限らず、上肢の神経緊張が強いため、神経が全体的に緊張しているものと考えられます。
そこで、この日は検査結果より神経を覆う膜である硬膜を調整し、寝返りの痛みはだいぶ軽快しました。
2回目の時には寝返りは楽になってきたが、やはり歩くのがつらいという事です。
上肢の神経の緊張は低下していましたが、座骨神経の緊張は少し戻ってます。
前回は神経の緊張が強すぎたので出来ませんでしたが、
今回は筋膜を含め、内臓の調整を行いました。
この方の場合は検査の結果、右の腎臓が最も反応が出ていました。
腎臓が機能的に弱いと大腰筋という腰のインナーマッスルも弱くなります。
大腰筋が弱くなると、腰が不安定になり、その結果、腰から出る座骨神経も刺激されやすくなって痛みが出てくることがあります
そこで、腎臓を含めて全体を調整したところ、立って歩いても座骨神経痛はありませんでした。
腎機能でも右側は消化器系に関係があります。
この方の場合、肝臓や十二指腸も関連があったので、消化器の影響が腎臓の機能低下を招いたのかもしれません。
このように病院で分からない座骨神経痛の中には全てではないですが、解剖学、生理学に基づいたオステオパシー的アプローチが功を奏することが多いです。
もし、皆様の中で座骨神経痛でお悩みの方がいましたら、オステオパシーの整体院にご連絡頂ければと思います。