腎の下垂と腰痛について・・・船橋市のオステオパシー整体

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西船橋オステオパシー かげん鍼灸院・整体院です。

 

腰痛に影響を与える内臓として腎臓が挙げられます。

東洋医学でも腎の疲れは腰痛に大きく関わりを持ちますが、腰痛だけでなく、下肢の痛みの原因になることもあります。

 

なぜ腎臓が腰痛と関りが深いのでしょうか?

 

そのメカニズムと対処法についてお話をします。

<目次>
・腎臓の構造と役割
・腎臓は腰の筋肉とつながっている!
・腎臓は神経のつながりでも腰痛を発生させる!
・腎臓に問題が出やすい人とその対処法
・まとめ

 

腎臓の構造と役割

腎臓は臓器の中でも背中に近いところにある臓器で、腰のあたりに位置します。そら豆のような形をしていて、左右2個あります。大きさは握りこぶし一つ分です。

 

腎臓の働きと言えば、血液をろ過し尿を生成する事が思い浮かぶと思います。これは老廃物の除去、つまり解毒のために重要です。

 

その他に、血圧を調整したり、赤血球を作るホルモンを生成したりと、骨の生成に関わったりと、体内環境を整えるのにフル活動しています。

腎臓は腰の筋肉とつながっている!

腎臓の解剖学的な大きな特徴として、腰の大事な筋肉に接しているという事が挙げられます。

 

それは大腰筋と腰方形筋という筋肉です

大腰筋は腰椎から股関節、腰方形筋は肋骨、腰椎、骨盤に付く筋肉です。腎臓が下垂すると、腎臓に邪魔されてこれらの筋周辺の筋膜の滑走が悪くなります。そうすると、筋の収縮が円滑に行えず腰や下肢に痛みを伴う原因となります。

 

特に大腰筋の中を腰から出る神経が通過するため、、大腰筋の緊張=神経の圧迫ということになり、腰や下肢の痛みをなお増強させます。

 

腎臓は神経のつながりでも腰痛を発生させる!

腎臓の不調が体表に痛みとなって現れた例(赤いラインが痛みの部位)

腎臓を支配する交感神経は胸椎の10番、11番から出ます。もし腎臓に問題があると、交感神経を通して胸椎の10番、11番レベルの交感神経が異常興奮をし、同レベルの背骨を歪ませます。

 

胸椎が歪み、胸郭が硬くなると、その動きを腰で代償しなければならないため、腰が過剰に動き腰痛を発生させます

腎臓に問題が出やすい人とその対処法

腎臓の問題は特に高齢の方に多いです

高齢の方は骨盤の底で内臓を支えている骨盤隔膜に弾力がないため、内臓が下垂傾向にあります。特に右の腎臓は肝臓の重みで下がりやすいです。

 

また、高血圧の人も腎に負担がきます

 

このような方は、腎臓を持ち上げる必要があります。

 

腎臓を触るのは難しいですが、ちょうど骨盤の上縁あたりが腎臓の下縁の高さなので、そのレベルの高さでお腹に慎重に指を入れれば触ることは可能です。ちょうど脂肪に覆われているので、触ると鹸のような「ぬるっ」とした感覚があります。

 

腎臓が持ち上がれば、大腰筋や腰方形筋にゆるみが出る可能性があります。急性腰痛後の方は意外に腎臓の下垂している方が、多いです。腎臓に問題があると、冷えに弱くなります。寒くなると腰が痛む方は、腎臓と腰痛の関連も視野に入れる必要があります

 

まとめ

本日は腰痛と腎臓の関係について

①腎臓の下垂は、それに接する大腰筋や腰方形筋に影響を与える。

②腎臓の問題は交感神経を通して胸郭を硬くし、腰に負担を与える。

というお話をしました。

 

先ほども言いましたが、腎臓は冷えに弱い臓器です。これから寒くなる季節、腰にカイロを当て、腎臓を温めるのも良い腰痛予防となります