西船橋オステオパシーかげん鍼灸院・整体院です。
ある日突然、肩が上がらなくなった・・・そんな時疑われるのが五十肩です。
しかし、五十肩に似た症状もいくつかあり、その判別が難しくもあります。
まずは、いろいろな可能性を考えて病院で診察を受けるのが一番ですが、病院の中には「高齢者」と「肩が痛む」というキーワードで五十肩と診断するところもあるので、病院選びは慎重に行った方が良いです。
ただ、自分で五十肩を診断できる方法もあります。
今回は五十肩の誰でも出来る診断法についてお話します。
・五十肩とは?
・なぜ五十肩の鑑別が必要か?
・誰でも出来る五十肩の鑑別方法
・まとめ
◎五十肩とは?
五十肩の正式名称は「肩関節周囲炎」と言います。肩関節とは上腕骨と肩甲骨で構成された関節です。肩関節周囲炎とは文字通り、肩関節周囲が炎症を起こした状態ですが、受傷するのは肩関節を包む関節包や、その周囲の靭帯、筋肉などの軟部組織です。
肩関節は動きが大きい分、緩い関節です。その緩い関節を補強するために筋肉が肩関節を覆っていて、上腕骨を肩甲骨へ引き留めています。そして、上腕骨が肩甲骨に当たると、そこが支点となって肩関節がスムーズに動いてくれる仕組みになっています。
しかし、筋力が弱くなると関節は「ゆるゆる」な状態になってしまい、上腕骨を肩甲骨に引き寄せられなくなってしまうので、肩が上手く動かすことが出来なくなってしまいます。
この状態で安定な状況で肩を動かし続ければ、
・ゆるゆる肩関節を動かすために周辺の筋肉に負担がかかる。
・肩がゆるゆるなため、常に腕の重みで関節包が引き延ばされる。
・アライメントが悪い状態で肩を動かし続けるので、関節面にも負担がかかる。
このようにして関節や関節周辺の組織に炎症が発生していくようになります。
◎なぜ五十肩の鑑別が必要か?
五十肩の急性期では、何もしないでも肩に痛みを感じ、痛みで肩を動かすことが困難になります。しかも、夜寝てると肩が痛む「夜間痛」が特徴的です。
ただ、これらと似た症状は肩周辺の筋肉の損傷である腱板断裂や、力こぶである上腕二頭筋の損傷、上腕骨と肩甲骨の動きを良くしている袋、「滑液包」の損傷でも起こります。
そこで、五十肩との鑑別が必要となります。
力こぶの筋肉がケガをしたのに、五十肩の治療をしても良くなりません。
本当にあなたの症状が五十肩か見分ける必要があります。
◎誰でも出来る五十肩の鑑別方法
急性期の五十肩の人は、痛い方の腕を反対側の抱えて来院する方が多いです。
この姿勢が意味するところは、「腕を下ろしたくない」という事なのです。
腕を下ろせば、肩関節が牽引され、肩が痛みます。
だから五十肩の鑑別方法は「腕を足方向に向かい引っ張る」ことです。
これで痛みが増強するなら、五十肩の可能性が高いです。腕の重みで肩に負担が来ないよう、三角巾などで腕をつるしてあげるのが有効です。
◎まとめ
今回は五十肩のだtれでも出来る鑑別法として、
〇腕を引っ張る
というお話をしました。
いずれにしても、いろいろな可能性を考え、まずは信用のあるお医者さんに診断を受けることをお勧めします。
その上で、五十肩の診断を受けたなら、当院の施術がお役に立ると思います。