千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院整体院の坪井です。
肩から腕が痛い…このような症状は五十肩や腱板損傷によくあるケースですが、
医療機関や接骨院、鍼灸院などで適切な治療を受けているにも関わらず治りが良くないのでしたら、
良くなるためには別のもう一手を考える必要があるかもしれません。
一般的に行われる治療は肩周辺の筋・筋膜、関節へのアプローチですが、
実は肩の痛みはもっと別の側面から起こる場合もあります。
最近、五十肩がなかなか良くならない患者様に胸骨を調整した所、痛みが大きく軽減したケースがありました。
胸骨とは胸の真ん中にある骨です。
この骨は3つの骨から出来ているのですが、
発生学的に見ると、元はもっと細かく分かれていた骨で、
骨が完全に癒合し骨化する前に、体の使い方のくせや外傷などにより多少ずれて骨化してしまう事があります。
そうすると、胸骨の骨自体の中で歪みがおき、それが肩の痛みを長引かせる原因となる事があります。
胸骨には鎖骨がつき、鎖骨には肩甲骨がつき、上腕骨がつきます。
また、胸骨には肋骨がつき、その肋骨上を肩甲骨が滑るように動いています
これらの動きが障害されると肩を動かす時の動きに支障が出て、痛みに繋がりやすくなります。
このように肩の痛みが長引く人は
胸骨自体に潜在的な歪みにあって、それが症状の改善を妨げている場合があります。
この場合は胸骨の骨内の歪みを改善する事が痛みから解放される手助けとなります。