千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院整体院の坪井です。
腰のみはいろいろありますが、
・右左の片方だけ痛い。
・痛の範囲が広い。
・股関節の前側から太モモの前側が痛い。
・マッサージやストレッチ、カイロプラクティックで矯正したが よくならない。
このような症状を抱えている人はおそらくその症状に内臓が関わっている可能性があります。
今回は片方だけの腰から脚の痛みと内臓についてのお話をします。
腰の痛みの種類と原因
腰の痛みにも色々な種類があります。
腰の上が痛いとか、骨盤のあたりが痛いとか場所の問題もありますが、分かりやすいものとして、「狭い痛み」と「広い痛み」と言うものがあります。
例えば、腰のどこが痛いか聞かれたとき、
痛みの範囲が指でピンポイントに指し示せるような痛みが「狭い痛み」で、
手のひらでこの辺が痛いというように広い範囲で示されるような痛みが「広い痛み」です。
ちなみに狭い痛みは背骨寄りの事が多く、これらは背骨の関節の機能障害によって発生する事が多いです。
また、広い痛みは筋肉の問題で発生している可能性が大きくなります。
筋肉の問題は関連痛といって、その筋肉周辺や離れたところまで痛みを発生させるからです。
特に今回のテーマである腰から股関節と太モモの前側に痛みを出すのに原因となる筋肉としては、腸腰筋が挙げられます。
腸腰筋は腰椎から股関節につく筋肉で、お腹の奥にある筋肉です。
腰痛の原因として有名な筋肉です。
内臓性の腰痛の特徴
通常、腰から脚前面の痛みは腸腰筋を緩めたり、ストレッチしたりする事で改善することがあります。
また、腸腰筋の問題は腰椎の2番の歪みが原因となることもあるので、カイロプラクティックで改善する可能性もあります。
しかし、それでも治らない場合は内臓が腰痛に関連している可能性が高くなります。
腸腰筋はお腹の奥にあると言いましたが、その前側には腎臓や肝臓、膵臓や大腸など多くの内臓が位置しています。
内臓に問題があると、内臓と腸腰筋の間の滑りが悪くなり、腸腰筋の機能が低下します。
その結果腰痛や脚の前側の痛みへと、移行していくのです。
実際にこのような方のお腹を触るとガチガチに硬く、中には痛みを訴える人もいます。
内臓が原因の腰痛への施術
内臓が腰痛の原因になっている場合はどの内臓が原因となっているかを特定し、内臓と腸腰筋の間の滑走性を改善することが大事になります。
内臓の周辺には膜がありますが、その膜自体も硬くなり内臓が不正な位置に固定されてしまっている可能性があります。
だから、しっかりとそれらを緩めて内臓を位置をある程度整えることが重要です。
もし、なかなか良くならない腰痛や下肢痛を訴えているのなら、内臓の問題という選択肢があることを念頭において頂けるといいと思います。