千葉船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
腰痛の原因についてはこのブログでもいろいろお話しました。
以前お話ししたように、腰痛は腰周辺に原因がないことが多々あり、
腰が痛いから腰に原因があるという既成概念が、あなたの腰痛を治りづらくしている1つの要因にもなっています。
でも、この考えも以前より浸透して、多くの整体では腰痛=腰が原因という考えをしなくなってきました。
それでも、腰痛が良くならない場合、ストレスやトラウマなどの問題もあるのですが、肉体的な話になると意外に目がいっていない部分があるのです。
それは骨盤です。
そんな事言われても、
骨盤矯正してもらったけれど腰痛は良くならなかったとか、
今更骨盤の話しか…と思う人も多いと思いますが、
巷で行われている骨盤矯正には大きな落とし穴があり、それが腰痛が良くならない、もしくはすぐ戻る原因となっています。
また、骨盤を調整しても腰痛が改善しない場合も多いため、骨盤はさほど着目されていない場合もあり、意外と見落とされてる位置でもあるのです。
今回はそんな実は大事な骨盤に着目し、
腰痛になぜ骨盤が大事なのか、
そして骨盤矯正の落とし穴も含めてお話していきます。
骨盤とはどの部分か?
骨盤とはどの部分の事を言うのでしょうか?
骨盤とは2つの寛骨とその間にある仙骨という3つの骨で構成された構造物です。
この骨盤は上半身と下半身の交差部でもあるので、全身の影響を受けて歪みやすく、その歪みは近接部位である腰部の痛みにも繋がります。
もちろん骨盤の歪みが直接腰痛につながるとは限りませんが、腰痛があるほとんどの人が骨盤の歪みを持っています。
一般的な骨盤矯正の落とし穴
ここで骨盤矯正の話しなのですが、一般的に骨盤矯正で手が施される場所はどこでしょうか?
それは寛骨です。
寛骨は歪みやすく、調整を行いやすい部位になので、骨盤矯正はこの寛骨に行われる事がほとんどです。
でもここが大きな落とし穴で、寛骨は簡単に見た目の歪みが整いやすい反面、歪みが戻りやすいという特徴もあります。
そもそも寛骨は寛骨以外の要素により歪みを生じやすく、寛骨そのものが歪みの原因となっている事は少ないのです。
骨盤を歪ませる原因とは?
では、寛骨の歪ませる原因は何なのでしょう?
その代表的なものとしての挙げられるのが、仙骨と第5腰椎です。
この2つに歪みがある限り、骨盤はすぐ歪み、腰痛は良くならなかったり、元に戻る事がほとんどなのです。
ちなみにオステオパシーでは、腰椎→仙骨→寛骨の順番で骨盤に関しては調整していきます。
それは、骨盤は腰椎5番→仙骨→寛骨と歪みが波及する傾向にあるからです。
特に腰椎5番は一番下の椎骨になるため加重の負荷を受けやすく、腰痛のある人は歪んでいる傾向にあります。
また、仙骨も歪みを生じやすく、仙骨だけで歪みの種類が10種もあり、その内、主要なものが6種になります。
この歪みの種類が多いという事が仙骨の診断を難しくし、骨盤矯正でそこに手を施す人が少ないという理由にもなります
でも、仙骨を調整しなければ骨盤の歪みは本当の意味で整いません。
ですから、腰痛では仙骨を歪める第5腰椎、寛骨を歪める仙骨は必ず調整をかける必要があるのです。
そして、それが本当の骨盤矯正だといえます。
今回お話したような骨盤のチェックはオステオパシーを習った人なら行えるので、腰痛でお悩みの方はお近くのオステオパシー整体を受けてもらうといいと思います。