千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
今回はリウマチ、間質性肺炎と腰痛の関係についてお話です。
リウマチや間質性肺炎の人は臨床上、腰痛になる人が多いような気がします。
これには理由があり、両者ともステロイドを処方されている事がその原因の一つとなっていると思われます。
間質性肺炎やリウマチでステロイドの摂取を避けて通れない人は、
なぜステロイドによって腰痛が発生するのかその理由を知る事により、
腰痛を改善、しいてはステロイドと上手く付き合っていく事にも繋がっていきます。
ステロイドと腰痛の関係
では、なぜステロイドの摂取によって腰痛になるかというと、
それは副腎に負担がかかるからです。
ステロイドは副腎皮質ホルモンと言われて副腎から出るホルモンです。
このホルモンは炎症を抑える役割があり、抗炎症ホルモンとも呼ばれています。
ただ、ステロイドを長期摂取する事は、ステロイドホルモンの出所である副腎にも負担をかけます。
副腎に負担がかかると腎臓にも負担がかかります。
それは副腎は腎臓に乗っかっているように位置しているからです。
さらに腎臓は大腰筋という腰椎に付く筋肉と接しています。
よって腎臓に負担がかかると大腰筋にも影響が出ます。
ちなみに大腰筋は腰痛の原因筋として有名な筋肉です。
つまり、副腎→腎臓→大腰筋と影響が出て、腰痛が発生するわけです。
では、副腎由来の腰痛はどのような対処が必要かというと、水を多く摂取したり、カフェインを控えたり、甘いものを控えるのも重要です。
副腎は交感神経を優位にする働きがあるのですが、上記の行動は交感神経を鎮めるの役に立ちます。しいては、副腎への負担も減らす効果もあります。
さらに施術で定期的に大腰筋や腎臓、副腎へのアプローチ、副腎と関連のある視床下部や下垂体などの脳へのアプローチを受ける事も非常に重要です。
このようにステロイドが腰痛に関わっている人は、自分の身体と向き合って、お薬と付き合っていく事が大事になります。