ワクチン接種後の首、肩の痛みについて…船橋市のオステオパシー整体

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船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。

 

先日、コロナウィルスのワクチン接種後に、接種した側の首と肩に痛みが出た方の施術をしました。

 

もしかしたら、同じようにワクチン接種後の体の不調でお悩みの方もいるのではないかと思われるので、ここでシェアさせて頂きたいと思います。

 

腕の上がりづらさ、首の痛みはどこに原因があったのか?

主症状は腕を動かした時の痛みと首の痛みです。じっとしていても肩首周辺には重だるさがあります。

確かに首の前側の筋肉が硬く、首の動きにも制限があります。

 

この時視診から分かることは、接種側の肩が下がっていること。おそらく、接種側の肩や腕の神経が上肢の重さに引っ張られて症状が出ているものと思われます。

 

また、呼吸機能を調べると、左右差が見受けられました。胸郭も硬いです。

 

検査の結果、胸椎、腰椎と肋骨を調整し、呼吸機能を改善させて痛みは改善しました

特に肋骨は4箇所程調整しました

 

この患者様は治療後は首肩の痛みだけでなく、呼吸もとても楽になった事から、いかに息が吸えてなかったかを自覚したようです。

 

なぜ痛みが発生したのか?

 

今回の症例で、なぜ首肩の痛みが発生したのかはあくまで推測になりますが、まず、ワクチン接種によって深層の筋・筋膜が傷つきが炎症を起こした事により、損傷部位に向かい筋膜が引っ張られてた事が原因の一つではないかと思われます

筋膜の下には神経も通るので、神経も引っ張られる形となり痛みが出てしまいます。

また、筋膜にその周辺が引っ張られてねじれる事により、肋骨や胸椎にも歪みやズレが起こります。

 

さらに、ワクチン接種後は異物が体内に入ることにより、免疫活動が活性化します。

 

この時交感神経が亢進するのですが、交感神経は胸椎から出て、さらに肋骨の近くも通るので、交感神経が亢進すると胸椎、肋骨の障害を発生させます。

 

これにより肋骨が動きづらくなるので、首肩に痛みがでるだけでなく呼吸も浅くなるという現象が起こります。

 

ちなみに吸気は上の方の肋骨に問題が出ると障害されやすくなり、呼気は下の方の肋骨に問題があると障害されやすくなります。

 

まとめ

第2肋骨の治療の例

ワクチン接種には様々な不調が起こりますが、筋膜の問題や免疫反応により自律神経の問題は少なからず起こりうる問題だと思います

 

それがすぐ良くなればいいのですが、元から体力が落ちていて自律神経に問題がある人は、放っておくと症状が慢性化してしまう事もありますので、早めの処置をおすすめいたします。

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