西船橋オステオパシー かげん鍼灸院・整体院です。
四十肩、五十肩でお悩みの方で、整形外科や接骨院、鍼灸院など、いろいろな所で治療をしたけれどもあまり回復が芳しくない・・・そんな方はいないでしょうか?
肩関節周囲炎といわれる五十肩は一般的に関節の炎症と定義づけらていますが、筋肉の問題もからみ、非常に複雑な病態を呈しています。
通われた医療施設の治療が、痛みの原因にアプローチできていれば問題ないのですが、なかなかそうもいかない所が、五十肩の治療の難しい所なのです。
・一般的な五十肩の治療
・痛みの原因がこんなところに・・・!
・隠れたポイントをどのように治療するのか?
・痛みをとるにはゆっくり待ってあげましょう
・まとめ
もし、なかなか治らない五十肩に悩んでいるのなら、今から紹介する「五十肩で見逃しやすいポイント」があなたの症状を改善するカギになるかもしれません。
◎一般的な五十肩の治療
五十肩の治療では関節内へのヒアルロン注射や、インナーマッスルと言われる、肩関節を固定する筋肉への治療、あとは肩関節の動きの改善の治療が一般的です。
これらは「痛み」の位置から原因を特定する治療法です。これらの治療で良くなればいいですが、残念ながら的を得ないことも多いです。
確かに一般的な治療により、劇的に症状が変わることもありますが、変わらない場合は他に原因があると考えるのが妥当です。
では、どこに原因が隠れているのでしょうか?
◎痛みの原因がこんなところに・・・!
あなたがもし、五十肩が治らず悩んでいるのなら、下の画像のポイントを押してみてください。
そう、なんと「脇の下」です。
押したときにポイントの部分が「痛い」と感じるなら、もしかしたら、あなたの五十肩の痛みの原因は脇の下にあるかもしれません。
まさかこんな所に五十肩の原因がと思われるかもしれません。
だって、押すまで痛みに気付かなかったのですから・・・。
しかし、この部分には五十肩に大事な治療ポイントが隠れています。
◎隠れたポイントをどのように治療するのか?
脇の下に圧痛があった方は、この圧痛部位に手を施すと、痛みが減少する可能性高いです。
ただ、「じゃあ、このポイントをもみほぐせば、五十肩は治るんだ」と勘違いしないように。
この手のポイントはあなたの日ごろの「姿勢の反射」が作り上げたいわば、「体の癖」の結晶です。
残念ながらもんだり押したりしても、そう簡単には治らないのです。
でもご安心下さい。
オステオパシーの手技なら、これらのポイントを力を使わず治療することができます。
◎痛みをとるにはゆっくり待ってあげましょう
オステオパシーでは脇の下の圧痛のポイントに対して、あなたの体を「ポイントを押しても痛みがでない肢位」にもっていってあげます。
そして、そこでしばらく待ってあげると・・・なんと不思議なことに先ほどまであった圧痛が消失し、組織も柔らかになり、肩の痛みも改善するのです!
これは「カウンターストレイン」という治療手技ですが、姿勢の反射で作り上げられた圧痛点に対して非常に有効な手技です。
このような部分は神経の興奮が高まり、組織の緊張を生んでいるので、神経を鎮静化するように働きけるなければ、組織はゆるみません。
もんだり押したりするのは、神経を興奮させてしまうことがあり、かえって逆効果になることが多いです。
神経の沈静化には「患者様の一番楽な位置」でゆっくりゆるままで待ってあげると効果的です。また、患者様にも負担がかからず、とても安全です。
◎まとめ
脇の下は特に、肋骨の歪みや凍結肩(肩関節の拘縮)に関する影響を緊張を反映します。
これらのポイントを見逃さないようにして、治療してあげれば、治らなかった五十肩に良い影響を及ぼします。
ただ、誤解してほしくないのは、この手技を行うだけで、五十肩が完全に治るかと言えば、そうとは言えないという事です。
最初にも書きましたが、五十肩は複雑な病態です。
脇の下以外にも痛みの原因が隠れていることは十分に考えられるのです。
そこを見極めて施術をするのが、オステオパスの腕の見せ所になります。
もし、あなたに「脇の下の痛み」が発見されたのなら、五十肩が改善するチャンスかもしれません。
どうぞお気軽にご連絡くださいませ。