千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
手足のしびれでお困りの方は多いと思います。
その中でも、病院でもしびれの原因がはっきりわからず、お薬でとりあえず対処している…そんな方はいないでしょうか?
手足のしびれの原因は首に近い所で言うと、頸椎のヘルニア、頸椎の変形による神経障害、
首から離れたところだと、鎖骨や第1肋骨周辺で神経が圧迫されることで起きる、胸郭出口症候群などがあります。
その他にも腕の筋肉に神経が圧迫されて発症する症状もありますが、CT、MRIを撮っても神経学的検査を行っても原因がわからないしびれは実際に存在します。
では、そのようなしびれには打つ手はないのでしょうか?
そのようなことはありません。
少なくても、そのしびれがある原因で起きているしびれなら、オステオパシーでも対処する方法はあるのです。
では、ある原因で起きているしびれとは、どのようなしびれでしょうか?
整形外科でも原因がわからないしびれとは?
整形外科で原因がわからないしびれとはどのようなしびれでしょうか?
それは交感神経性に起こるしびれです。
通常のしびれは体性神経と呼ばれる神経が原因で起こり、その中でも知覚神経と呼ばれる皮膚などの感覚を感じとる神経が障害されることによって起こります。
整形外科で調べるのは、この体性神経系のしびれに関してのことです。
ですから、交感神経性のしびれに対してはほぼノーマークと言っても良いでしょう。実際、通常の西洋医学でしたら交感神経性のしびれに対してそれを特定する検査や治療法はありません。
だから、しびれの中でも、交感神経性のしびれに関しては「原因不明」で片づけられてしまう事が多いのです。
なぜ交感神経性のしびれが起こるのか?
では、なぜ交感神経性のしびれが起きるのでしょう?
そこには「血流の問題」が大きく関わっています。
皆さんも正座して足がしびれた経験をお持ちの方は多いと思うのですが、あれは神経が圧迫されてしびれが起こったわけでなく、血流不足でしびれが起こったのです。
つまり、血流の問題でもしびれが起こりやすく、その血流をコントロールしているのがなんと交感神経なのです。
交感神経の役割の一つとして「血管を収縮させる」という働きがあります。
つまり、交感神経が優位になれば血管が収縮し、血流が不足し、その事によってしびれが起こりやすくなるのです。
交感神経性のしびれはどうしたら良くなるのか?
交感神経性のしびれを改善するためにまず必要なのが、背骨を見る事です。
交感神経がどこから出るかというと、胸の背骨の胸椎と腰の背骨の腰椎の一部から出ます。
だから背骨に問題があると交感神経が亢進し、しびれの原因となりやすいのです。
さらに重要なのが、肋骨です。
なぜなら肋骨には全て交感神経の通り道があります。だから、肋骨が歪んだりずれたりすると交感神経が亢進し、しびれを引き起こす要因となりうるのです。
特に今まで整体に行ってしびれが解決しなかった人の中には、肋骨に対するアプローチを受けてなかった人が多いです。
もし、ご自身がそのような状況に当てはまるのでしたら、肋骨がしびれを良くするキーポイントとなるかもしれません。
交感神経性のしびれを改善するために行うべきこと
交感神経の亢進が背骨や肋骨が原因で起こるということは、当然姿勢の問題はダイレクトにしびれに影響します。
特に胸椎や肋骨で構成される胸郭が歪みが大きくなるとしびれの元凶となります。
そこでしびれを改善するためには姿勢を良くすること…と言いたいのですが、しびれが出ている人は自分の努力では戻せない程、姿勢が崩れた状態なので、それは難しいと思います。
だから、皆様には体全体を見てくれる整体に通っていただけることをお勧めいたします。
オステオパシーでは本場のアメリカでは交感神経性のしびれに対しては、約100年以上も前から対処しています。
ただ、オステオパシーではなくても、体全全体を見てくれる整体、少なくとも頭蓋骨、内臓の治療が出来る所をホームページなどで検索して頂けることをお勧めいたします。