千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
今回は現代人の腰や脚の痛みを東洋医学的観点から紐解いて行こうと思います。
現代人は昔の人より治りづらい腰痛や脚の痛みを抱えている人が多いそうです。
例えば、昔は腰痛は第3腰椎を調整すれば治るという時期もあったようですが、
現代ではそうもいかなくなってきています。
それは身体の不調の原因がより複雑化してきている事を表しています。
現代人が腰や脚の痛みが治りづらくなっている要因の1つとして、生活様式や仕事において、肉体より頭を使う事が多くなった事が挙げられます。
以前は肉体労働が多かった仕事もパソコンや接客業などの頭をより使う形に移行していき、
さらに日常生活でもインターネットの普及により、スマホやタブレットなどでのやり取りも増え、
より多くの情報も入ってくるようなったので、
常に頭がフル回転している状態になっています。
このように頭ばかり使っていると頭に熱がこもります。
そうすると、東洋医学的にいうと上が実、つまりエネルギーが過剰で、下が虚、つまりエネルギー不足になってしまいます。
この状態でいるとエネルギー不足である腰から下の部分は不安定なため、痛みも出やすいですし、
一度痛めるとエネルギー不足のために治癒力も行き届いていないので治りも悪いです。
これを解決するには上と下のエネルギー配分のバランスをより良くする事が大切になります。
そのために瞑想も有効ですし、有酸素運動をして脚を使ってあげる事により、頭に行っているエネルギーを下に下げてあげる事も大事です。
また、グラウディングといって、東洋医学やスピリチュアル的にいえば「地球とつながるワーク」も有効です。
瞑想でも行えますが、裸足で森や浜辺など歩くのも、その1つの方法です。
グラウディングが出来れば身体は安定しやすくなります。
手技で行うなら、骨盤周辺や頭蓋骨、そして骨盤底筋、横隔膜などの隔膜と呼ばれる横の構造に働きかけるのも有効です。
現代人の身体は肉体的にも精神的にも昔とは比べ物にならないくらい数多くの負担を受けています。
そのことを自覚してセルフケアや手技療法を受けるなど、常に身体と向きあって生活する事が痛みから解放されるにはとても大切になってきます。