千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
目の痛みに悩んでいる人は意外に多いのですが、
それが病院で検査をして目に特定の疾患がないということなら、オステオパシーの調整が役に立つかもしれません。
特に目の痛みの中でも、左右の片一方が痛む場合、頭の付け根の部分に問題がある時があります。
ここは頭の骨の一部である後頭骨と第1頚椎で構成される後頭環椎関節の位置に当たります。
さらにその周辺は後頭下筋群という筋肉で覆われています。
後頭下筋群は目線を水平にするという目的のもと、頭を首の上で支えるという働きがあります。
この筋肉が働いてなければ、目線は斜めになり、平衡感覚に大きな影響も出てしまいます。
ですから後頭下筋群は、他の筋肉よりもバランスを取るための受容器も多く、常に目線を水平にするために頑張って働いているんですね。
このように後頭下筋群は目線…つまり目の動きと大きく関係があるとも言えます。
実際に目の動きと連動して動くという性質がこの筋肉にはあります。
ですから目の痛みがある人はもれなく後頭下筋群が緊張している人が多く、痛みがある目の方の後頭下筋群が硬い人が多いです。
また、後頭下筋群の影響で後頭環椎関節も大きく歪んでいる事も多いです。
このような人は後頭下筋群をリリースしたり、もしくは後頭環椎関節をリリーススれば目の痛みが消えたり、改善する可能性があります。
また、後頭下筋群の緊張の戻りを減らすためには仙骨の調整も重要です。
なぜなら、後頭骨は仙骨と連動するため、仙骨に問題が残っていると、後頭骨と環椎の位置関係に異常が出やすく、
後頭環椎関節や後頭下筋群をリリースしても、すぐに悪い状態に戻ってしまう可能性があるからです。
目の痛みは仕事や勉強を頑張る上で煩わしいものです。
このように身体の構造を整える事が目の痛みを改善するのに大きく役に立ちます。