千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
五十肩など肩の痛みでお悩みの方の中には、マッサージや筋膜リリースを受けてもなかなか良くならなくて困ってある人も多いのではないでしょうか?
確かに筋膜や筋の問題は肩の痛みに非常に重要です。
しかし、しっかり筋・筋膜の治療を行っているのにも関わらず良くならないのなら、それ以外に問題が隠れていることがあります。
その一つが関節の問題です。
その関節の問題の中でも見落とされやすい鎖骨にまつわる関節について今日はお話して行きます。
肩にまつわる関節とは?
肩の動きに関係する関節と言うと、通常思い浮かぶのが肩関節、解剖学的には肩甲上腕関節と呼ばれる関節です。
ここは腕の骨である上腕骨と肩甲骨のつなぎ目となっている部分で非常に重要な関節です。
でも、肩の動きとは実は肩関節のみで構成されているのではなく、他の関節の助けをかりて成り立っています。
オステオパシーでは、この機能的に肩の動きに関わる関節を機能的肩関節と呼んでおり、全部で7つあります。
この中の一つが何か障害されれば、肩の動きは大きく制限されます。
そして、鎖骨はその中でも肩鎖関節と胸鎖関節という2つの関節に関わります。
鎖骨と肩の関係
鎖骨は機能的肩関節の中でも2つの関節に関わるのですが、胸鎖関節は胸骨上でボールペン立てのソケットのように、肩鎖関節は肩甲骨との間で瓦が滑るように動きます。
つまり、肩関節の土台である肩甲骨は鎖骨によって支えられており、さらに肩甲骨は鎖骨を通して体幹に結びついています。
だから、鎖骨の動きに問題が出れば肩甲骨の動きも制限され、さらに肩関節の動きも制限されます。
だから、鎖骨の動きを肩の痛みがある時に確認することは非常に重要なのです。
鎖骨に動きをつける施術とは?
鎖骨に動きをつける施術は鎖骨の関節の動きにアプローチする方法と、鎖骨に付着する靭帯にアプローチする方法があります。
いずれにしても痛みがなく、こんなので変わるのと言うくらい安全な手技です。
鎖骨には細かく言うと3方向の動きがあるので、それぞれ検査する必要があります。
もし、ご自身の肩の痛みで何か感じる所があるようでしたら、オステオパシーの先生の所で検査して、手を施してもらう事をオススメいたします。