千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
カイロプラクティックなどで背骨を矯正しても、すぐ痛みがもどる腰痛の中には、内臓が関係しているものがあります。
例えば、背骨を矯正して、その場では痛みは良くなるけれども、次の日、もしくはその日のうちのに痛みが戻ってしまう…そのような場合はかなり怪しいと思って頂いていいと思います。
このような場合、背骨のズレは内臓の問題が原因で発生している可能性があるのですが、
では、なぜ内臓に問題があると背骨がズレるのでしょうか?
今回は、背骨を矯正しても痛みがすぐ戻ってしまう腰痛と内臓の関係についてお話しします。
背骨と内臓の関係について
背骨と内臓はどのように関連しているのでしょうか?
その鍵となるのが交感神経です。
交感神経とは自律神経の一つです。
自律神経は内臓の働きをコントロールする神経ですが、交感神経に関しては上の絵のように
横隔膜より上の内臓の活動を亢進させ、横隔膜より下の内臓の活動を抑制する働きがあります。
そして、交感神経は全て背骨から出ています。
では、内臓に問題があると、体にどのような変化が起こるのでしょうか?
例えば、胃の調子が悪いとします。
そうすると胃は、胸椎の5〜9番の左側から出る交感神経により支配されるので、
交感神経を通して、胸椎5〜9番に刺激が加わります。
これが長く続くと、胸椎5〜9番の周辺の筋肉が緊張を起こし、そして背骨がズレてくるのです。
胸椎がズレると胸郭全体が硬くなるため、動かない胸郭を代償するように腰が動きます。
その結果、腰が疲弊して痛みが発生しやすくなります。
内臓由来の背骨のズレはどうしたら良いのか?
このような形で腰痛が発生してしまった場合はどうすれば良いかというと、もうお分かりかもしれませんが、
内臓を調整すれば、背骨のズレも改善し、繰り返す腰痛が無くなっていく可能性が出てきます。
もしかしたら、背骨の矯正を続けて行けば良くなる可能性があるかもしれないと思う人もいるかもしれませんが、
オステオパシーの研究では内臓によって影響を受けた背骨のズレは、カイロプラクティックのようなボキボキ鳴らす手技はあまり効果をなさないというデータもあります。
ですから背骨を矯正してもすぐ痛みがぶり返す腰痛に関しては、内臓を見ていく事が必須となるのです。
このような内臓性の腰痛は、内臓に目立った疾患がなくても、内臓が疲れている状態でも起こります。
だから、健康診断で引っからなかったから大丈夫!
とは思わず、オステオパシーや内臓の調整が出来る整体院で見てもらう事をおすすめします。
もしあなたが背骨を矯正しても痛みがすぐにぶり返す腰痛でお悩みで、船橋市周辺にお住まいのようなら、当院にご相談頂ければと思います。