西船橋オステオパシー かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
腰が痛いけれども、整形外科では原因不明、接骨院やマッサージに行ったりしても、その場は良くてもまたすぐ戻ってしまう人はいませんか?
そのような方は、脚が重いとか、朝腰が痛いという方も多いかもしれません。
このような症状に思い当たる節があるのなら、その症状は「内臓」の問題かもしれません。
内臓性で発症する腰痛の特徴は筋肉を緩めたり、骨格を矯正してもすぐ戻ってしまうという特徴があります。
これは、内臓が筋肉を圧迫したり、内臓の異常が自律神経を介して背骨を歪ませる事により発症する腰痛です。だから、いくら筋や骨格にアプローチしても内臓を治療しない限りいつまでたってもいたちごっこの状態になってしまいます。
そして、腰痛の原因となる内臓として比較的多いのは腎臓です。
腎臓は血液をろ過し、尿を生成する臓器です。それにプラスして血圧を調整したりします。また、腎臓の上に帽子のように乗っている副腎は交感神経を活性化したり、抗炎症物質を出したりします。このように腎臓(副腎も含めて)は様々な役割をしています。
その分、疲労もしやすく負担を受けやすい臓器です。
この腎臓が疲労しうっ滞すると、老廃物がたまり重くなり、下垂します。そのことによって以下のような障害が出てきます。
〇腎臓が下がることにより、大腰筋が圧迫される。
大腰筋とは腰椎の前側から股関節に付く筋肉で、腰痛の原因となりうる代表的な筋肉です。
この筋のそばに腎臓はあるので、腎臓が下がると大腰筋が圧迫され、腰痛の原因となります。
また、大腰筋の中には腰椎から腰神経が出ます。この腰神経は足の感覚や筋力にも関係するので、当然足の重さやだるさも出てきます。
〇腎臓の異常が交感神経を介して背骨を歪ませる。
内臓は自律神経で全て調整されます。そして、自律神経の一つ交感神経は背骨から出ます。
腎臓に異常がでると、交感神経を介して脊髄に異常信号が伝わります。ちなみに腎臓の交感神経のでる脊髄の高さは胸椎の10、11番の高さです。
この異常信号が続くと、胸椎の10、11番周辺の背骨を支える筋肉も硬くなり、そしてそれを起点として背骨の歪みも起こり腰痛の原因となりやすくなります。
以上のように、腎臓に問題があれば腰痛や足の重さも出やすくなり、しかも、どこに行っても治らないというような状態に陥りやすいのです。
もし、どこに行っても治らない、すぐ戻ってしまう、朝方に痛いという腰痛、脚の重さがあるのでしたら、動画の腎臓のセルフケアをお試しください。
あなたの助けになれば幸いです(^^
もし、これでも良くならない様でしたら、当院にご相談くださいませ。