千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
今日は腰、膝の痛みと大腸の関係についてのお話です。
大腸は排便と関わりがある器官として、皆様も認知していると思いますが、大腸が原因で腰や膝の痛みが起こる事は結構多いです。
例えば、腰が痛い、膝が痛いけど、ストレッチや筋膜リリースで痛みが改善しない、そのような方の中で、
◯下痢や便秘が続いている、もしくは両者が交互に起きる。
◯冷たいものばかり飲む
◯どうしても解消しきれない感情がある。
このような人は今回の話が役に立つと思います。
なぜ腰と膝の痛みに大腸が関係するのか?
大腸は下腹部の右から上行して、腹部を横断し、左の下腹部に向かい下行して、そして直腸へ向かって行く形で存在しています。
大腸の位置を見ると腰椎から出る腸腰筋という、骨盤や腰椎につく筋肉に近い位置にあり、
さらにこの腸腰筋は膝周辺の筋肉への神経の通り道にもなるので、大腸に問題があると腰や膝に痛みが出やすくなります。
また、大腸には腸間膜という大きな膜がついていてそこは大腸のリンパ管も走行しています。
大腸に問題が出れば、この膜もうっ滞して重くなるので、大腸と腸間膜を合わせたかなりの重量の構造物が下へ下がり骨盤、腰椎を圧迫する事とになります。
そうなれば腰痛も出やすいですし、下肢への神経や血管も圧迫されやすくなるので、膝の痛みにもつながります。
大腸になぜ問題が起こるのか?
大腸はやはり食べものに影響されやすく、食物線維が少ない食べものやマグネシウムが少ない人は便秘になりやすく、
下痢になりやすい人は食物線維の種類によってその人に合わないものや、また、乳製品やヨーグルトなどの牛乳由来の乳酸菌が合わない人もいます。
また、腸は冷たいものに弱いので、よくジュースやビールなど冷たい飲み物を飲む人は要注意です。
そのような人は食べものから見直す必要があります。
また、座ってる時にありがちな骨盤が後傾して背中の丸まる姿勢もお腹を圧迫し、内臓を下へ押し込んでしまう原因となります。
あと大腸は感情のたまり場と言われ、感情が上手く処理できない人も大腸に問題を引き起こす要因となります。
大腸由来の腰痛はどうすれば良いか?
大腸由来の腰痛はまず食べものや姿勢を見直す事が大事で、さらに感情のたまり場と呼ばれることからも、ストレスに対する対応、例えば瞑想や有酸素運動が有効だと言われています。
しかし、固くなってしまった大腸には徒手で調整するのが一番効率が良いです。
出来ればオステオパシーを含めたお近くの整体院にお問い合わせ頂ければと思います。