腰痛の原因について(西船橋オステオパシーかげん鍼灸院・整体院)

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(ぎっくり腰についてはこちら!→ぎっくり腰について①

現在10人に1人が腰痛という、まさに腰痛社会になってきました。

あなたも腰痛に悩んで、いろいろな所へ通われたかもしれません。

 

私も以前、ひどい腰痛で整形外科、接骨院、マッサージ、整体などいろいろ通いましたが、結果あまり良くなりませんでした。

あなたはどうでしょうか?

もし、あなたがどこに行っても良くならない腰痛に悩んでいるのでしたら、

私の腰痛を改善したオステオパシーの見解が役に立つかもしれません。

<目次>
・腰痛の原因はほとんどが「不明」です
・あなたの骨盤は治すべきなのでしょうか?
・オステオパシー的な腰痛の見解は?
➀下肢の影響
②胸郭の影響
③胸椎の影響
④腰筋群の影響
⑤内臓の影響
⑥腰椎の影響
⑦頭蓋骨の影響
・まとめ

腰痛の原因はほとんどが「不明」です

腰痛全体の内、原因が分かっているものはどのくらいあるかご存知でしょうか?

 

答えは20%です。

 

つまり、残り8割が原因不明です

何ともショッキングな数字です。

 

整形外科で画像や血液検査などで問題がないものは、この8割の中に入ってしまいます。

このような患者様には薬や湿布薬が処方されますが、良くならないことがほとんどです。

 

また、接骨院でも腰への電気治療やもみほぐしが行われますが、その時は気持ちよくても、
痛みがすぐに戻ってきてしまいます。

中には何をやってもダメで、骨盤矯正を行った方もいるかもしれません。

私も腰が痛い時、骨盤矯正をしました。

 

しかし、良くならないどころか悪化してしまいました・・・

また、他の整体で骨盤矯正を受けていた方を見たことがありますが、骨盤はしっかり歪んでいました。

 

このように腰や骨盤にアプローチしてもよくならないのなら、腰痛に対して為す術はないのでしょうか・・・

 

 

ご安心ください。

オステオパシー的にみれば、腰痛の原因について、いくつかの見解が考えられます

それを理解するためには、腰痛と骨盤の関係について知る必要があります。

 

あなたの骨盤は治すべきなのでしょうか?

 

骨盤の歪みはよく、腰痛の原因のように語られることがあります。

それは、骨盤が上半身と下半身の移行部であり、常に負担を受け歪みやすい部分だからです。

 

例えば骨盤の水平性が失われると、次の絵のように腰に負担がかかってしまいます。


例えば骨盤が右に傾き、その水平性が失われたとします。そうすると腰椎は右に倒れたままになってしまうので、それを補正しようと腰椎は左側屈のカーブを描くことになります。こうなると、仙腸関節や腰に負担がかかり、腰痛を発生することになります。

そこで、骨盤矯正では骨盤の位置異常を正すと、腰への負担が減り、腰痛が治ると考えています。

 

でも、ちょっと待って下さい。

その骨盤の歪みは本当に骨盤が原因で起きているのでしょうか?

 

「えっ?」と思う方もいるかもしれませんが、ここが骨盤矯正の大きな落とし穴です。

つまり、骨盤に原因がないのにいくら骨盤に矯正を行っても、歪みは治りませんし、腰痛も改善しないのです。

 

だから、骨盤や腰に負担を与える「真の原因」が何かをしっかり見極めることが、腰痛改善には大事になります。

 

オステオパシー的な腰痛の見解は?

オステオパシーで腰痛の原因として、いくつかの見解を持っています。

特にとりあげられるのは以下の通りです。

ただ、これらはあくまで一般的な例であり、思いもよらない原因で腰痛になる場合もあります。

だから、原因をこれと決めつけず、身体全体を見る目が大事になります。

オステオパシー医学で考えうる腰痛の原因
➀下肢の影響
②胸郭の影響
③胸椎の影響
④腰筋群の影響
⑤内臓の影響
⑥腰椎の影響
⑦頭蓋骨の影響

①下肢の影響

 

右短下肢による腰椎と骨盤の影響

単純に片側の下肢が短くなれば、骨盤は傾きます。

 

しかし、純粋に片脚だけ短い人はあまりいません。

 

ほとんどの方が足部・膝・股関節に問題があり下肢がねじれたり、伸びきらなくなっていることが原因です。

特に股関節は骨盤や腰椎につく筋肉も多くあり、その中でもお尻にある梨状筋は座骨神経痛や仙骨のねじれに大きく関わります。

ヘルニアの症状ではこの梨状筋の施術が症状の軽減に役立つことがあります。

 

②胸郭の影響

 

胸郭を構成するのは胸椎、胸骨、肋骨です。さらに呼吸筋である横隔膜も付きます。

 

胸郭からは腰椎や骨盤までつながる強力な筋がいくつかあるため、胸郭のねじれは腰部に影響を与えます。

(左より)胸郭から骨盤に付く筋(腰方形筋)の走行とその治療例

 

また、胸郭の柔軟性の消失も腰部の動きを十分に制限します。

胸郭の柔軟性と腰部の関係

胸郭で重要なのが、肋骨のズレです

患者様の中でも「肋骨ってずれるの?」と驚く方が多いですが、肋骨にも関節があるのでズレが生じるのです。

肋骨のズレが治ると、胸郭のねじれが治り、腰痛が嘘のように改善する方もいらっしゃいます。

 

③胸椎の影響

胸椎は12個ありますが、腰に直接関係ないようで、腰痛の原因となりうる重要な部分です。

オステオパシーでは、腰痛の原因の60%は胸椎の影響だという研究結果もあり、特に重要視されています

胸椎は胸郭を構成する要素であることや、胸椎からの神経が腹筋群を支配する事、また、胸椎全てから交感神経が出ていることもその理由だと思われます。

胸椎が支配する腹筋群と胸椎の治療例

腰の痛みがとれきれない時、胸椎を調整すると劇的に変化することがあります。

 

特に、起きるときつらい腰痛には大きく関係していることがあります。

 

④腰筋群の影響

腰筋(黄:大腰筋、赤:腸骨筋)の走行

腰筋群は腰椎前面や骨盤から股関節につく筋で、股関節の屈曲に働きます。

最近メディアでも取り上げられる大腰筋もそのひとつです。

 

この筋は座位や前屈姿勢の継続で緊張しやすいです。

腰が伸ばしづらい腰痛に関係しています。

 

この筋が過緊張を起こすと出現する影響としては以下の通りです。

・骨盤が前傾し、腰椎の前弯が強くなる。
・後ろに反りづらくなる(前面にある筋がつっぱるため)
・腰からでる神経が圧迫されやすくなる(腰筋の中を腰神経が通過します。腰や下肢の痛みに結び付きます。)
・腰筋が、緊張しているのと反対側の腰周辺の筋も緊張し、さらに座骨神経痛も出てくる。
(例えば右腰筋が緊張すると、左の脊柱起立筋が収縮し、さらに左の梨状筋も緊張し、座骨神経痛も出やすくなります。)

 

これら腰筋の影響は「腰筋症候群」としてオステオパシーでも重要視されています。

腰筋群は腹部の深層にあり、触りづらいです、
オステオパシーでは腰筋を効率的に治療する方法が、いくつも伝わっています。

腰筋症候群の発生メカニズムと腸骨筋の治療

 

 

⑤内臓の影響

内臓の問題は治りづらい腰痛の原因となります。

(詳しくはこちら→内臓性の腰痛について

内臓の問題も見過ごせません。

内臓が機能的に疲労していると、交感神経を通して、胸椎や腰椎の歪みを生み、それが骨盤へ影響して腰痛を発生させます。

内臓の影響で歪んだ背骨は、背骨だけ治療してもすぐ戻ってしまうので、治りづらい腰痛の原因となります

このような腰痛にはオステオパシーの治療が役に立ちます。

オステオパシーは他の整体と比べても、多くの内臓へのアプローチ方法が存在します。また、医学的根拠に基づいた治療なので、安心して受けていただけます。

 

⑥腰椎の問題

腰痛の問題として、患部である腰椎の問題は見逃せません。

オステオパシーでは骨盤のゆがみは腰椎が問題で発生すると考え、腰椎をまず治療してから骨盤を治療します

骨盤調整のみで問題を全て解決しようとするのは本末転倒なのです。

 

 

⑦頭蓋骨の影響

頭蓋骨は骨盤と連動して動いています。

頭蓋骨に問題があり、骨盤が歪むこともまれにあります。

 

頭部への出産時や事故などによる外傷の経歴がある方は、特に要注意です。

(左より)頭蓋骨と仙骨の治療の例

頭蓋骨の治療はオステオパシーの専門領域です。

あなたの頭部に問題が腰に影響している時は、

大きな助けになるはずです。

これらの問題を解決したうえで骨盤に問題あれば、初めて骨盤の調整をします。

 

特に骨盤自体に強力な外力が加わると思いがけないズレ方をしていることもあります。

このようなずれ方は通常の骨盤矯正では治せないので、オステオパシー的アプローチが有効となります。


まとめ

いかがだったでしょうか?

腰痛の原因が腰や骨盤以外にあるとしたら、患部のみ検査しても原因が分からないのもうなづけます。

あなたがもし、「原因不明の8割の腰痛」だったとしてもオステオパシー的に見ればまだまだ手の施しようはあるのです。

オステオパシーではソフトで痛みのないアプローチであなたの身体を調整し、全身のバランスを統合させます。

ボキボキの矯正やもみほぐしが苦手な方や、お子様からご高齢の方まで安心して受けていただけます。

また、ここで紹介した以外の原因で腰痛になる方もいらっしゃいますが、それを見極めることができるのもオステオパシーのいいところです。