千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
膝の外側の痛みとは嫌なもので、私も経験がありますが、歩いても階段もしゃがみ込みも痛く、けっこう難儀な症状です。
この場合、大腿筋膜張筋や腸脛靭帯と呼ばれる股関節の外から膝の外側までの組織を緩めたりや、内転筋の強化が着目されやすいです。
でも、もしこれらのポイントにアプローチしてもあまり変化がない場合、意外に胸の筋肉がその症状に関わっているかもしれません。
今回は胸の筋肉が原因で膝の外側に痛みが出てしまう理由についてお話いたします。
膝の外側の痛みと胸の筋肉の関係
胸の筋肉の中でも大胸筋は、筋膜を通して脚の外側の組織につながります。
脚の外側の組織とは、ふとももの前外側の筋肉である外側広筋、ふとももの外側につく腸脛靭帯です。
これらの筋は膝の外側に痛みを出す可能性があります。
特に筋トレをする人で、膝に痛みを抱えている人は大胸筋が使いすぎで硬くなり、膝に痛みを発生させている可能性があります。
よくランニングをする人で膝の外側が痛くなる「ランナー膝」の症状も、上半身の筋トレを一生懸命に行うランナーに起こりやすい傾向もあります。
胸が原因の膝の痛みの対処法
まず、大胸筋が原因でしたら胸の筋肉を緩めたり、ほぐしたりを自分なりにやった後で膝の痛い動作を行うと痛みが軽減しているはずです。
もし、これで痛みが良くなる可能性があるなら胸の筋肉をもみほぐしたり、さすったりして緩めることをオススメします。
ストレッチもいい場合がありますが、ストレッチはやり方によって筋を緊張させたり、弱めたりする可能性もあるのでオススメはいたしません。
あと、筋トレをしている人は大胸筋のトレーニングのフォームを改善する必要があります。
例えば大胸筋のトレーニングをした後、体幹の前屈、後屈をして柔軟性が損なわれているようなら、おそらくトレーニングフォームに問題があると思って頂いていいと思います。
筋トレ後も柔軟性が損なわれないようにフォームを訂正する事が大事になります。