千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
腰痛の原因として以前、仙骨が関係しいるという話しをしました。
仙骨は骨盤の真ん中にある骨で、この仙骨の水平性が失われると、上にある背骨は歪みを生じ、さらに骨盤も歪むので、非常に大事な骨になります。
この仙骨の調整で大事なのは、仙骨と両側の寛骨との関係性、仙骨の上の第5腰椎との関係性、そして仙骨単体の骨自体の歪みです。
特に3つ目は見逃される事が多く、
実際寛骨と第5腰椎との正常な関係性が保たれれば、調整も事足りることがほとんどなのですが、
まれに仙骨自体の歪みに目を向けなければならないときがあります。
そもそも仙骨は元は5つの仙椎が合わさって1つになった骨で、25歳くらいでやっと完全な1つの骨になります。
だから、25歳くらいまでに5つの仙椎が1つになる過程の中で、
仙骨の骨が歪んだ形で癒合化されてしまう事もあるのです。
そのような場合、骨盤の歪みや腰椎の歪みが起きやすくなったたり、また、仙骨から出る神経系に影響が出やすくなります。
この場合は仙骨の骨内にバランスをとってやり、仙骨自体を良い状態にしてあげる必要があります。
実際、何年間もどこに行っても良くならなかった腰や脚の痛みが、仙骨の骨内のバランスを取ることにより軽減、改善する事があります。
人の身体をよく見ると、このような細かい所にまで痛みの原因はあるものなのです。