千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
本日は不妊についてのお話です。
皆様の中にも不妊治療を病院や鍼灸院でなさっている方がいるかもしれません。
そして、その中には思ったよりも効果が芳しくなく、悩んでいる方もいるかもしれません。
今回はそんな方々に不妊のお悩みを解決するヒントになればと思い、不妊と頭蓋骨の関係についての記事をアップさせていただきました。
頭蓋骨への施術は不妊治療の際にとても重要な要素となります。
では、なぜ不妊治療に頭蓋骨が関わってくるのでしょうか?
妊娠に必要な状態とは?
妊娠に必要な状態として、まず挙げられるのが子宮の状態です。
妊娠では子宮への受精卵の着床が重要ですが、この時子宮の環境が良くないと受精卵は着床してくれません。
ちなみに妊娠に適した子宮の状態は子宮内膜の厚い状態です。
そして、この子宮内膜を厚くするのに必要なのが黄体ホルモンです。
黄体ホルモンとは?
黄体ホルモンとは、卵胞が変化した黄体という組織から放出されるホルモンです。
先ほども言ったようにこの黄体ホルモンの働きににより子宮内膜が厚くなり、妊娠に適した子宮内環境が作られるのですが、
不妊で悩まれている方は黄体ホルモンの分泌がうまくいかず、子宮内の環境が妊娠に適した状態を保てない人が多いです。
そこで、不妊治療ではホルモンを投与する治療をするのですが・・・
それでも思うように結果が出ない人もいます。
そのような人は、もしかしたら黄体ホルモンに問題があるのではなく、
もっと別の問題が隠れていると考えた方が適切かもしれません。
では、別の問題とは一体何なのでしょうか?
黄体ホルモンと頭蓋骨の関係
黄体ホルモンを放出させるには、実は別のホルモンによる働きかけが必要になります。
つまり、そのホルモンが放出されなければ、黄体ホルモンは出てこないのです。
そのホルモンとは「黄体化ホルモン」です。
黄体化ホルモンが分泌されると卵胞から卵子が飛び出します。そして、その後卵胞は黄体という組織に変化し、黄体ホルモンを放出するようになります。
だから、黄体ホルモンの分泌を促進するのなら、黄体化ホルモンを活性化させないといけないのですが、
この黄体化ホルモンを分泌するところがどこになるのかというと、「下垂体」という部分になります。
下垂体は頭蓋骨の中にあり、蝶形骨という骨の上に乗っています。
だから、この蝶形骨がずれたり動きが悪くなると、下垂体の機能が低下し、黄体化ホルモンの分泌に支障が出てきます。
結果、黄体ホルモンの分泌も低下し、不妊の原因となるのです。
このような人は要注意!
以上のように、妊娠には下垂体の働きが非常に重要で、頭蓋骨の歪み、特に蝶形骨の問題が大きく関わっています。
特に
・交通事故にあったことがある人
・頭に大きな衝撃を受けた事のある人
・喘息や咳が続いている人
・うつ症状で悩んでいる人
は要注意です。
これらの状態は蝶形骨の歪みや、動きを悪くし、下垂体の機能低下を招く可能性があります。
もし、ご自分で思い当たるところがある人は、是非オステオパシーを使う先生の所で蝶形骨の動きを含め、頭蓋骨を見てもらい、下垂体の機能を改善して頂くことをお勧めいたします。
下垂体の機能が戻れば、黄体化ホルモンも活性され、黄体ホルモンによる子宮内膜の肥厚が促進されるので、妊娠する可能性が高くなります。
今まで頭蓋骨治療が不妊治療の選択肢になかったのなら、現在の治療に一つ加えていただく事も考慮して頂ければと思います。