千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
在宅勤務が増えるにつれて、急増しているのが腰痛です。
当院でも在宅勤務になってから初めて腰痛になったという方が何人か来院しています。
また、在宅勤務になってから腰痛がひどくなったという人も多いです。
では、なぜ在宅勤務になった事によって腰痛が誘発されるようになったのでしょうか?
今回はその一つの要因についてお話したいと思います。
在宅勤務により身体に何が起こるのか?
在宅勤務によりまず起こる事は、通勤していたときよりも、圧倒的に立つことが少なくなるという事です。
家にいる状態では、立つことも少なく、ほぼ座っている事が多くなります。
また、仕事の休憩時にも寝っ転がったり、ソファーに座ったりと立つことがあまりありません。
このような状態だと姿勢としては常に背骨が丸まった状態になってしまいます。
つまり、背骨が伸びず、丸まった状態が長時間続くわけです。
身体は姿勢を記憶する
背骨が丸まった状態が長く続くと、身体はその状態を記憶します。
例えば腰椎は本来なら軽く反った彎曲を描いているのに、座っているとその逆の状態を強いられることとなります。
そして、それが長くなると腰椎の一部が前に倒れたままの状態で固定化され、腰椎の歪みが発生します。
これは、腰椎の周辺の筋肉や靭帯が、腰椎が丸まった状態を記憶してしまった結果です。
このような人は腰椎の一部が前に倒れたままなので、腰が伸びづらくなります。
だから、仕事が終わり立ち上がる時に腰が痛いとか、なかなか腰が伸びづらいとか、後ろに身体をそらすと腰が痛いなどの症状を訴える人が多いです。
固まった腰椎はどうすれば良いのか?
このように固まった腰椎に対して、一体どうすればよいのでしょうか?
このように腰椎が原因で発生した腰痛はマッサージやリラクゼーションでは治る確率はかなり低いです。
また、カイロプラクティックでの矯正が有効な場合もありますが、おそらく効果は一次的で症状はすぐ戻ると思われます。
なぜなら、この腰椎の固定化は身体が記憶してものなので、この記憶自体を忘れさせない限り、また腰椎の歪みは元に戻ってしまい、症状はぶり返してしまうのです。
だから、このような長時間の不良姿勢によって発生した背骨の歪みには、歪みを固定化している組織の記憶を忘れさせるために、神経に働きかける必要が出てきます。
腰椎を歪ませている筋や靭帯を緊張させるのは神経の興奮です。
ですから、興奮した神経を沈静化させれば、腰椎の歪みを固定化させる組織の緊張はなくなり、本来の良い状態に戻って行きます。
そうすれば、腰の痛みからも解放され、円滑の日常生活を送れるようになります。
あとは予防のために、仕事の合間の2時間おきくらいに3分程、立つ時間を設けたり、一日に2回程、外を5分以上歩く習慣を身につけて頂ければ、腰椎の歪みが再び固定化される確率は大きく減少します。
神経の興奮を抑える手技を受けるには?
オステオパシーでは、神経の興奮を抑える事により、背骨や骨格を調整する手技が伝わっています。
それは、このような手技が優しくクライアントに負担が少ない事、大きな変化を身体に与えられること、そして、根本的な治癒をもたらす事ができるからです。
いくら背骨を矯正しても、周辺組織の神経が興奮しているのなら、また悪い方へ背骨は戻ってしまいます。
もし、在宅勤務で腰が痛かったり、その症状がどこへ言ってもいまいち良くならないのなら、是非お近くのオステオパシーを使う先生の元でご相談を受けることをオススメいたします。