本当の「オステオパス」とは?(西船橋オステオパシーかげん鍼灸院・整体院)

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かげん鍼灸院・整体院の坪井 明です。

 

この度、ブログを始めることとなりました。

当院はオステオパシーを中心に鍼灸治療も行う施術院ですが、オステオパシーという言葉に馴染みがない方も多いと思います。

だから、このブログを通して、当院の施術の事をもっと理解してけるようにお伝えしていければと思っています。

・・・という事で、今回はブログのタイトルにもなっている「オステオパス」についてお話していきます。

 

 

オステオパスとは?

 

オステオパスをわかりやすく言えば「オステオパシーを行う人」の事を言います。

オステオパシーは約140年前から続く新しい医学体系の事です。

アメリカにはメディカル・ドクター(日本のお医者さんと一緒です)とオステオパシー・ドクターの2種類の医師が存在します。本来、オステオパシーの理論や技術は医師が使うものとして発展してきました。

だから、本格的にオステオパシーを学ぼうとしたら、オステオパシーの医科大学に行かなければ学ぶことはできないのです。

 

でも、近年その理論と技術は世界中に広まるようになり、その一端を私たちでも学べるようになってきました。

そして、日本でもオステオパシーの技術を使う人が増えてきています。巷の整体でも、治療手技に「オステオパシー」を掲げている施術院は多いです。

 

そういう意味では「オステオパス=オステオパシーを行う人」は増えているのかもしれません。

私も「オステオパス」という事ができます。

 

しかし、実は私はオステオパシーを学んでから、オステオパスを名乗ることに若干の抵抗がありました。

 

 

本当の「オステオパス」とは?

 

私の恩師である日本で唯一のオステオパシー・ドクターである森田博也,D.O.は「オステオパス」についてこんな事を言ってました。

「オステオパシーの技術を使えるだけでは本当のオステオパスではない」と・・・

 

森田博也,D.O.はアメリカのオステオパシー大学で学んだ自らの経験を踏まえて、日本の施術家はオステオパシーの技術は知っていても、理論と哲学を知らない人が多いことを嘆いていました。

例えば、オステオパシーの技術はメスや内視鏡と同じような道具です。

しかし、どんなにいい道具を持っていてもそれを使うための理論が分からなければ、道具を有効活用できないばかりか、相手を傷つけてしまうこともあるのです。

 

つまり、オステオパシーでは理論と哲学が最も大切です。

 

例えカイロプラクティックの手技でも、オステオパシーの理論と哲学に則って使っているのなら、それはオオステオパシ―なのです。

 

私は全日本オステオパシー学院で森田博也,D.O.の講義を受けていた時にその話を聞き、学校を卒業してからもしばらくはオステオパスを名乗ることをはばかっていました。

しかし、それから勉強と経験を積んで、未熟ながらやっと「オステオパス」を名乗ってもいいのかなと思うようになってきました。

分かることが増えると分からないことも増えてきます。この仕事を続ける限り、ずっとそうなのだと思います。

 

皆様の健康をお預かりする立場として、「オステオパス」の名に恥じない様、日々是精進です。