千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
左の背中や肩、腕が痛くなりやすいという方の中でも、ある特徴を持っている方はもしかしたらそれが交感神経性に発生している痛みかもしれません。
それは、痛い背中がブヨブヨしている、痛めたわけでもないのに熱感がある方です。
このような反応を示す方は、いったいどのような事が体に起きているのでしょうか?
本日は左の肩、背中、腕の痛みと交感神経の関連性についてです。
交感神経とは
交感神経とは自律神経の一種で、自動的に体の生命維持を担っている神経です。
その機能で最も分かりやすいのが、内臓の調整です。
内臓の働きは自律神経によってコントロールされていますが、
交感神経は横隔膜より上の内臓に関しては亢進的に、横隔膜より下の内臓に関しては抑制的に働きます。
左の背中がブヨブヨしている人に何が起きているか?
左の背中がブヨブヨしていて熱感がある人は、おそらく交感神経の反応が出ていると考えられます。
どのような反応かと言えば、心臓や左の肺などに不調が交感神経を通して、背骨周辺に現れた反応です。
心臓や肺の交感神経は胸椎1〜6番から出てきますが、
心臓や左の肺の不調の刺激が交感神経を通して、胸椎1〜6番の背骨に行き、
そして、その胸椎の周辺の筋が急激に緊張する事により、一時的に炎症症状が背部に現れたものだと思われます。
このような反応は、心臓や肺に何か疾患がある人だけでなく、ストレスがたまたま心臓や肺に現れやすい体質のために発生することも多いです。
また、胸椎1番〜6番に問題が出ると、腕にも痛みが出る可能性もあります。
腕まで痛いから首の問題かなと思う人もいるかもしれませんが、実際はもっと別の場所が原因で症状が起きているのです。
交感神経性の左肩、背中、腕の痛みを解消するには
このような痛みを解消するには、過敏になった交感神経を抑制すること、さらには原因となる臓器へのアプローチが必要です。
交感神経関連では胸椎や肋骨、また、肺や心臓に関連する所として、蝶形骨や上顎骨、頭頂骨といった頭蓋骨にもアプローチする必要があるかもしれません。
交感神経性の痛みは「内臓の不調→交感神経の亢進→胸椎の歪み→胸椎周辺の筋肉の炎症や腕の痛み」という負の連鎖を断ち切らなけばなりません。
そうでなければいつまで経っても痛みが再発する可能性があることは忘れてはいけません。
もし、お困りの際はお近くのオステオパシー整体へ通われることをおすすめいたします。