千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
首肩の痛み、凝りでお悩みの人の中には、胸の背骨である胸椎が原因でその痛みが出ている場合があります。
特に、
◯猫背気味
◯仕事がデスクワーク
◯胸の真ん中の骨を押すと痛い
この3つの条件が揃うと首肩の痛みが胸椎由来のである可能性が高くなります。
そこで今回は胸椎由来の首肩の痛みに関して
◯なぜ胸椎が原因で首肩の痛みが出るのか?
◯首肩の痛みが胸椎が原因で発生しているか確認する方法
をお伝えします。
なぜ胸椎が原因で首肩の痛みが出るのか?
胸椎とは胸の背骨で全部で12個あり、それら全てには肋骨もついていて、胸郭を構成しています。
猫背だとこの胸椎が前に倒れた形になっているのですが、この状態だと常に背面の筋肉が引っ張られている形になります。
筋肉は引っ張られれば縮もうとします。
つまり、猫背の場合、背面の筋肉は引っ張られる力に対して常に緊張している状態になっているんですね。
背中には肩、首こりの原因筋である僧帽筋があり、さらに首の筋肉は第6胸椎まで付着しているものもあるので、猫背ではそれらの筋肉が緊張して、首肩の痛みを引き起こす経過をたどってしまいます。
特にデスクワークの人は猫背になりやすい傾向にあるので、胸椎由来の首肩の痛みが出やすくなります。
首肩の痛みが胸椎が原因で発生しているか確認する方法
では、実際に首肩の痛みが胸椎由来で起きているか確認する方法なのですが、
それは胸の前にある胸骨の前面を上から下に向かって押してみてください。
もし、胸骨前面のどこかに圧痛があるようなら、胸椎が原因で首肩の痛みが発生している可能性が大きいです。
この胸骨前面の圧痛点は胸椎のテンダーポイントです。
テンダーポイントとは神経レベルで組織に緊張が起こった場所の事を言います。
このような場所は圧痛が生じやすく、それが診断の目安となります。
このテンダーポイントの圧痛が無くなると痛みの原因も無くなるので、施術でも非常に重宝されるポイントです。
つまり、胸椎のテンダーポイントである胸骨前面の痛みが無くなれば、
胸椎も本来の正しい位置に整復され、肩首の痛みも改善する可能性があるのです。
もし、首肩の痛みで胸骨前面に圧痛がある人がいましたら、
この調整は自分で行うのは難しいので、是非オステオパシーの施術所にご相談頂ければと思います。